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3: ピンクの象で人を動かす!

ビジネス達人の教え

Release Date: 08/17/2020

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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ピンクの象を想像しないでください!と言われて、、、ピンクの象の映像をつい思い浮かべてしまった方、多いのではないでしょうか!?私たちが簡単にイメージに左右される現われではないでしょうか。人間は非常にイメージに影響されやすいのです。その「イメージ」を、周りの人に影響を与えようとする時に効果的に使っていますか?デール・カーネギーも「絵を目の前に浮かび上がらせるような言葉」これは、聞き手の関心を引き付けておくのにとても役立つ大切な方法なのにほとんど無視されている技術だ。と言っています。

時に人間は、意志、願望、ステータス、美辞麗句、個人的パワー、コネ、富、詳細な情報やデータこそが人を動かすものだと考えてしまいます。たとえ、ステータスや富などを持っていない万人が他者に効果的に影響を与えられるとしたら、どのようにして?でしょうか?お分かりですね!「イメージの力を借りて」それを成功に収めることが可能です。会話にイメージを採りいれて相手に影響を与え、ひいては、自分の考えに賛同してもらえるようになるのです。

 相手を自分のアイデアに同意させることが人を動かすことであり、話術は自分のアイデアを相手にお届けする強力なツールとなります。冗談を言って相手が笑う、ストーリーを伝えて相手を説得する、と聞けば簡単です。しかし、冗談を言ったり、ストーリーを伝えたりするのが得意な方は数少ないようです。であれば、他者と自分を差別化する大チャンスです!ところが、ほとんどの人は話術や話し方を訓練することに時間を使っていないと言われています。

プロのコメディアンは途方もない時間をかけて話す内容を磨き、タイミングや話し方をものにします。落語家の方々も鍛錬に鍛錬を重ね、切磋琢磨して芸に磨きをかけます。落語の舞台セッティングは常に、落語家の方が座布団に座り、手には扇子、それだけです。あとは落語家が話す内容とその話し方次第で聴衆を自在に様々な場所に連れて行ってくれることもあれは、目の前にありありと様々なモノを登場させることができるのです。彼らが生み出す師弟のかけあいの会話や、蕎麦をすするシーンなどは、それらの人々があたかも実際にそこにいて蕎麦を食べているかのように目に浮かびます。落語家の方々の話し方は、私たち頭中で無から有を生み出し、私たちに場面を追体験をさせることができるのです。

一方私たちはといえば、プレゼン資料作成に大半の時間を割かなければならないので、ストーリーの内容に磨きをかけたり、最大限の効果を得るために、何度も話し方を練習することに時間を割くことが難しい現状かもしれません。プレゼン、商談、会議、ビジネスの場のみならず普段の会話など、あとで振り返って落ち込んだ経験のある方いらっしゃいませんか?

人を動かす話し方として、とてもパワフルでシンプルな方法があります。アイデアの根拠となるものに説得力を持たせ、そのアイデアが、相手の感情や論理に訴えれば、相手にバリューを納得してもらうことができます。気を抜くと相手に自分の考えを受け入れてもらいたいがために、相手に自分のアイデアを一方的に押し付けてしまいがちになりますが、そうすると逆に疑問、批判を生むということは想像に難くないと思います。そして、前提として相手のことをポテンシャルがある聴き手だということを信頼することも大切です。

最初から自分の主張を言うと、聞き手は即座にそのアイデアに反発し、うまく行かない理由をいくつも挙げて抵抗しながら話を聞くことになります。それを避けるためにも、ストーリーの中で聴き手がイメージを思い描き、聴き手自身が自分で結論を導くようしたいのです。このことで、聴き手はそのアイディアは自分も一緒に作り出したかのような良い一体感が生まれることになり、さらなる強い関係性まで構築できるようになるのです。

聴き手が頭に思い描ける場面を、ストーリーに盛り込み、追体験できるようにお話する事が効果的という事に加えて、結論に達し、何かを提案したり、他者に行動を促したい場合は、それを聴き手が得るメリットでスピーチを終わると、聴き手はそのアクションを起こすことに好意的になるということもお伝えしたいと思います。まさに、それが、ストーリーテリングです。人は生まれながらにして物語を聴くのが大好きなのです!

ストーリーにして伝えてあげると、聞き手が話を楽しみながら聴くことになり、より聴き手とエンゲージすることができます。聴き手が特定できる人物、時、場所、イメージを盛り込んで、最後の最後でお勧めしたいアクションとメリットを伝えれば、聴き手の心に残る言葉を届ける事ができるようになります。

人を動かそうとするとき、相手の身になることはとても大切です。話す際には内容を綿密に練り、練習して、簡潔かつ聞き手が理解できるようにします。そうすれば、聞き手はあなたの提案やアイデアに賛同します。それが私たちのゴールですよね。

リンカーンはいつも目にみえるような言葉を使いました。1860年代、ホワイト・ハウスで、リンカーンは自分の机の上に、お役所言葉で書かれた長文のややこしい報告書がいくつもまわってくるのにうんざりしていました。「無味簡素な言葉遣いではなく、一度読んだら忘れられない目に浮かぶような言葉を使うように」「誰かに馬を買いに行かせた時は、しっぽに何本毛が生えているかなんて言うことを知りたいのではない。知りたいのは、どんな馬かということだ。」と言いました。

デール・カーネギーも「絵!それはあなたが呼吸する空気と同じように自由です。」と言っています。

皆さん!スピーチや会話全体をとおして言葉の絵を振りまきましょう。

そうすれば、あなたの話はもっと面白く、印象深いものになることでしょう。