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4: 感謝の気持ちの適量とは!?

ビジネス達人の教え

Release Date: 08/31/2020

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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まずはじめに、今日のデール・カーネギーの原則をご紹介しましょう!

このコーナーでは、デール・カーネギーの書籍「人を動かす」「道は開ける」に書かれている60の「人間関係」と「ストレスに対処する」原則を、毎回「お1つづつ」ご紹介して参ります。

今日のデール・カーネギーの原則 - 人間関係の原則4番!!!「誠実な関心を寄せる」

「人を動かす」の中の私の好きなエピソードをご紹介したいと思います。

友を得る方法を学ぶには、世の中で一番優れたその道の達人にやり方を学べばいい。その達人とは、我々が毎日道端で出会っていて、私たちが近づくとしっぽをふりはじめ、立ち止まって撫でると夢中になって好意を示してくれます。何か魂胆があってこのような愛情表現をしているのではなく、家や土地を売りつけようとか、結婚してもらおうとか、そういう下心はさらにない。

デールが飼っていた犬の名前はティビー。私はこのエピソードを読むと、いつもにっこりしてしまいます。デールはティビーについて、こう言っています。

「ティビーは心理学の本を読んだことがなく、またその必要もなかった。相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうがはるかに多くの知己が得られる。」

相手の関心を引こうとするよりも、自らが相手に純粋な関心を寄せる事が大切ということですね!

感謝の気持ちを表す際の適量ってどれくらいなのでしょう。

デール・カーネギーも、彼の著書「人を動かす」で、「人を動かす秘訣はこの世にたった一つしかない。この事実に気付いている人は甚だ少ないように思われる。」と言っています。人を動かす一つの方法は、「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。」これが秘訣だと言っています。そして彼はこう付け加えています。「重ねて言うが、これ以外に秘訣はない!」

さて、どうしたら他者に自ら動きたく気持ちを起こさせることができるのでしょうか。デール・カーネギーは、こうも言っています。「人を動かすには相手の欲しがっているものを与えるのが、唯一の方法である。」と。

さて、相手が欲しがっているもの、それは何でしょうか。心理学者のウィリアム・ジェイムズ氏が「人間の持つ性情のうちで最も強いものは他人に認められることを渇望する気持ちである」と言っています。ここであえてジェイムズ氏が「渇望する」という言葉を使っている事に注目してみましょう。認められたい、感謝されたい願望は、人間の心を揺さぶっている焼けつくような渇きなのです。

また、その自己重要感に対する欲求は、人間と動物とを区別する主な人間の特性とも言えます。たとえばリスをみてみましょう。集めたどんぐりの数が少ないとか、見た目が可愛くないからと言ってしょげているリスがいないということを想像するとわかりますよね。

自己重要感を与えるには、あなたが知っている相手の長所を伝え、それに対して敬意を表すことです。感謝の気持ちは惜しみなく十分に表現しましょう。そして見つけた長所は言葉で表現するようにしましょう。これは多くの人から慕われている方々の世界共通の哲学とも言えます。

さて、感謝の気持ちを表現する4つのキーポイントについてみていきましょう。これらをマスターできれば、人を育て、導き、強力なリーダーシップを発揮することができます!さらに、これらのキーポイントはセールス、プレゼンテーション、子育て、パートナーシップなどビジネスでもプライベートでも、とても役立つアイディアとなることでしょう。

まず初めに!

   1.率直で誠実な感謝や賞賛の気持ちを伝えましょう。

誠実に感謝の気持ちを伝えることがとても大切です。自分に置き換えて考えても、私たちは、相手の言葉が誠実な言葉か、そうではない言葉かは簡単に気づくことができると思いませんか?自分の欲求を忘れて、他人の長所を考え、心から共感し、惜しみなく賛辞を与えましょう。そうすれば、相手はそれを心の奥深くにしまって大切にします。与えた本人が忘れても、受けた相手はいつまでも忘れないで慈しむことでしょう。

さて、次のキーポイントに参りましょう。

  1. 批判、非難もしない。不平も言わない。

リーダーシップを発揮する際、コーチングや評価面談など、我々は人を育て、導く場面に遭遇します。ご存じのとおり、私達は批判を受けた瞬間、耳を閉ざしてしまいます。もしも相手の成長のためのメッセージを伝えたいのであれば「グッド&ベター」で伝えましょう。つまり、彼らが行っている良い点を「グッド」として伝え感謝し賞賛します。そしてその後に彼らの行動でさらに良くなると思われる点「ベター」を伝えます。たとえ彼らの成果が期待値まで到達していなくても「ここまではできていて素晴らしいですね。」「この部分はよくできましたね」と伝えた後に「あなたならここまで目指せますよ!」というように激励するのです!そうすれば、彼らは好意的に耳を傾けてくれることでしょう。

さらに、次のキーポイントを見てまいりましょう。

  1. 相手が重要な人であると伝えましょう。

私達は好きな相手の話に耳を傾けます。そして私達は自分のことを好きになってくれる人を好みます。他者に備わっている特性を認めることは、重要感を与える事になります。それが彼らの心をひきつけ、彼らの自発的な行動を促します。彼らが私たちの期待に応えたい!と思っているのでパフォーマンスも向上していくという好循環を生むことができます。

次は、最後のキーポイントです。

  1. 相手が受けて正当と思われる評価を十分に与えましょう。

想像してみてください。

優しさにあふれ、周りとの協調性を重んじるばかりに、自分の持っているアイディアを主張したり柔軟性を発揮することができています。そんな方がいるとします。そんな時は、この方が本当は持っている素晴らしいアイディアや柔軟性の部分をしっかりと見て、ポテンシャルを認めてあげる事で、その方はそれらの要素を勇気を持って発揮しはじめることが起こります。このように、私達の中に眠っているダイヤの原石のような磨けば光るその方の資質を引き出すことにより、あなた自身と他者を成功へ導いていきましょう。その方は思いがけない特性というダイヤモンドの原石をあなたが発見してくれたことに感動し、それを大切に磨きつづけることでしょう。

さあ、4つのキーポイント、いかがでしたでしょうか。

今では、科学的にも、褒められたり、承認されたりすると「セロトニン」という物質が出て、それがモチベーションアップにつながる。などともいわれるようになりました。北風と太陽でいえば、太陽のようなリーダーシップのほうが、相手は好意的にそして積極的に最大限のパフォーマンスを発揮してくれるのです。

そう、「誠実な」感謝や賞賛の適量は、多ければ多い程良い!ということなのです!