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9: 心を動かすバーチャルミーティング

ビジネス達人の教え

Release Date: 11/09/2020

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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リモートワークの急増やチームのメンバーやクライアントが国内、場合によっては世界各地に分散するのに伴い、バーチャルミーティングが急激に一般的になりました。

バーチャルなプラットフォームで聴き手とエンゲージする。。。これは、デール・カーネギーが存命だった頃には考えられないことでした。しかし実は、デール・カーネギーの教えを活かしてバーチャルミーティングの可能性を最大限に引き出す事は可能です。

 

デール・カーネギーがプレゼンは「全ては聴き手の為!」「聴き手ありき!」と言ったことを思いだします。こればバーチャルのプラットフォーム上でも同じことが言えるのです。バーチャルミーティングのテクニカルなスキルに触れながらも、主に4つの項目で心を動かすバーチャルミーティングのポイントについてお話していきたいと思います。

 

1.ツールに精通し、心地よい進行で参加者の心を動かす

バーチャルミーティングの効果を最大限に高めるには、参加者をエンゲージし、スムーズに会議を進行することが大変重要になります。そのためには、オンラインミーティング用ソフトウェアの機能を詳しく知ることが必要です。ミーティングのニーズに合ったプラットフォームを選びます。企業によっては、セキュリティの社内規定などの見地からプラットフォームが限定される場合もあるようです。機能や価格帯が異なる様々なプラットフォームがありますが、ブレイクアウトルーム活用、ホワイトボードやチャット機能、フィードバックツール、スクリーンの共有などを利用すれば、バーチャルミーティングでも双方向のインタラクティブなエンゲージした環境を確保できます。ウェブミーティングを、画期的かつイノベーティブなディスカッションが生まれる場にするには、ツールを熟知し、取り入れ、ミーティングを心地よい場にすることがまず大切です。また、大切なプレゼンや会議の際には、プロディューサー役を設定し、テクニカルな進行とプレゼンターの役割を分担し、全体の進行をスムーズにすることもお勧めです!

 

次のポイントを見てみましょう。

2.ミーティングの前から参加者とエンゲージ!

ミーティングの前からミーティングは始まっています。事前に正確なログイン情報やリンク、緊急連絡先の電話番号、パスコードを配信することは行っていらっしゃると思います。可能であれば、アジェンダ、議題、資料を用意し、事前に共有します。参加者に、あなたは歓迎されています!お話できるのが楽しみです!というメッセージを伝え、重要感を与えましょう。そのことで、参加者がミーティングに自主的に参加し、全員が定刻にログインしてくれることを助長します。そして、早くログインされた方をウェルカムし、ミーティングの場を温かくします。そうすることで、ミーティングの開始からエネルギー高く始めることができ、良いディスカッションができるようになります。やむを得ない状況でログインが遅くなる方もいらっしゃいますが、途中からログインされた方もウェルカムしましょう。そうすることで、ミーティングの場のエネルギーレベルを落とすことなく、ミーティングを進め、さらに良いアイデアが出る環境を作ることができます。国際コールの場合、インフラ環境やセキュリティの厳しさが異なる国がミーティングに含まれる事もあります。その際には全員が同じ時間に同じプラットフォーム上で会議を行う事が難しいこともあります。当然ですが、対面のようにスムーズにいかないことにより、少々のストレスを感じる事もあると思います。対策として、他のプラットフォームに切り替えるなどのバックアッププランを準備しておくことも大切です。お互いに理解しあい、共感しあいながら、最善を尽くすことで逆にエンゲージメントを強めるということもあるかもしれません。祝福を数えましょう!

 

3.参加者が集中力を持続しているか、耳を澄ませる!

オンラインの場合でも、ミーティングが双方向になり、アウトプットができる場になるように工夫しましょう。オンラインならではの方法で参加者同士の心の距離を縮めることも十分に可能です。レイアウトやビジュアルを複数活用し彩を添えることは既にされていらっしゃることと思います。その際のスライドはシンプルであればあるほど、参加者に強いメッセージを伝えることができ、印象に残ります。そのことが、参加者の集中力を持続させ、彼らからポジティブで積極的な反応が返ってきます。そして、先に述べたように、アンケートや投票機能、ブレイクアウトルーム、チャット、ホワイトボードの活用、スクリーンの共有などインタラクティブな要素を加えて参加者を巻き込みエンゲージします。まさにオンラインのプラットフォームでも、デール・カーネギーが言う「演出を考えて伝える」「良い聴き手になる。」「相手に沢山話をさせる」「相手にその意見を自分のものと思わせる」などの原則を散りばめることは可能なのです。どんどん新しいインタラクティブツールを駆使して、予想外のことをしてみましょう。参加者を飽きさせず「忙しくさせる!」をぜひ試みてみましょう。

 

4.笑顔の威力で心を動かす

可能であれば、ウェブカメラをオンにすることを強くお勧めします。ウェブカメラを使用をすることで、エンゲージメントを高め、ミーティングにパワフルさが増します。ウェブカメラを使えば身ぶりや顔の表情などによって、ミーティングに立体感と一体感が生まれます。先日行ったオンライントレーニングで、ジェスチャーと笑顔で話すという練習を行いました。ジェスチャーと笑顔の効果は絶大!発言に温かみと熱意が乗り、それが他の参加者を笑顔にし、勇気を与えた瞬間を目の当たりにしました。オンラインのミーティングで、心理的安全性を確保する意味でも、お互いの顔の表情をみながら話し合うことが、お互いの繋がりをより深める事に効果的だと実感しました。オンラインのミーティングだからこそ、意識的にお互いを応援する温かい表情を送りあいましょう。そして、大切なことは、カメラがオンではないときも「笑顔で接する」を実践していただきたいと思います。笑顔で参加している表情が見えなくても、発言がポジティブになり、生産性が増し、必ずミーティングに良い影響を与えると信じています。

 

今回は、ポイントを4つに絞り、見てまいりましたが、オンラインでもオフラインでも、ミーティングやプレゼンテーションで大事な事は、100年前から同じだとつくづく気づかされました。そう、生産性があがるバーチャルミーティング、心を動かすバーチャルミーティングとは、良い聴き手になり、共感をしあう、心の繋がりの場の実現なのです。