ビジネス達人の教え
1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...
info_outline #75話始める前に聴き手の心をつかむビジネス達人の教え
1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...
info_outline 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意ビジネス達人の教え
プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...
info_outline 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へビジネス達人の教え
セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...
info_outline 72 日本のプレ禅テーションビジネス達人の教え
年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか? 昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...
info_outline 71 自分で自分を「整える」ということビジネス達人の教え
71 自分で自分を「整える」ということ...
info_outline 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるためにビジネス達人の教え
皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...
info_outline 69 率先してリラックスするメリットビジネス達人の教え
年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...
info_outline 68人を導くリーダーを超えた人を惹きつけるリーダーになるビジネス達人の教え
トレーニング受講者の方々に理想のリーダー像をお聴きすると、最近は人を導くリーダー!人がついてくるリーダー!という事をおっしゃる方が多いです。 さて、人を導くリーダーとは?人がついてくるリーダーとは?どのようなリーダーでしょうか。 それは、リーダーの見た目、何を言うか、どう話すか、どのような行動をとるか、、、この4点から判断される。とデール・カーネギー言っています。...
info_outline 67 YouTubeやポッドキャストで話す際の心構えビジネス達人の教え
皆様は動画や音声配信などをされることはありますか? またはどなたかのチャンネルにゲストとして招かれインタビューを受けることは有りますか? 個人事業をされていらっしゃる方や経営者の方でしたらそのような事もあるかもしれません。...
info_outline完璧な人の完璧な人による完璧な人のためのリーダーシップ!は存在するでしょうか。成長する組織とは、絶えず挑戦に挑み、そこからの学びをさらなる改良改善につなげるのです。デール・カーネギー自身も「悔しい気持」と「失敗」、この二つこそが成長への足掛かりになる。と言っています。
組織の中で起きたネガティブな出来事を上司が最後まで事態を把握し得ないということはありませんか。チームメンバーはミスやネガティブな出来事を自分で抱え込み「上司にミスが見つかったどうしよう。。。このネガティブな問題をどのように報告しよう。」そんなことを考えて胃の辺りが重く、押しつぶされそうな気持で日々を過ごしているとかもしれません。ネガティブな出来事を隠そうとすればするほど、上司とのコミュニケーションが滞り、さらに対処が遅くなることは容易に想像がつくものです。特に日本は、完璧であることが美徳とされる文化であるため、私達はネガティブな出来事の共有や報告は爆発寸前まで、または実際に爆発してしまうまで自分で何とかしようとする傾向にあるのかもしれません。
または、実際にミスをしているわけではないけれど、進捗が思わしくないとき、ミスを犯すのが怖くて前に進めず、自分ひとりで悶々としているチームメンバーもいるかもしれません。人は思い悩みながら仕事をしている時、ポジティブにダイナミックなパフォーマンスを発揮することはできるでしょうか。しかも、思い悩む重たい雰囲気は職場全体にも少なからず影響を与える事になります。事態を後で知り「もっと早く言ってくれれば良かったのに!」となるケースは往々にしてあります。実際には「致命的なミス」というものはなく、ミスから学んでさらにパワフルになる事がほとんどなのです。
ある組織では、ほんの小さなミスや違反をした社員が、それを隠そうとしたために解雇されたという事がありました。そのようなことがあったにもかかわらず、その組織で、チームメンバーが上司から問題を隠すことがなくなることはありませんでした。
日々沢山の「新しい挑戦」をしている私達です。ミスやネガティブな事態が起きても、それがタイムリーに上司に共有され、チームメンバーのやる気を損なわずに、さらにやる気を起こさせるにはどうすればよいでしょうか?後半で、詳しく見ていきましょう。
ネガティブな事もタイムリーに共有され、チームメンバーのやる気を損なわず、さらにやる気を与える方法をみていきましょう。
ピンチはチームの結束を増す良い機会にもなります。上司が問題を起こしたチームメンバーに感情まかせに注意をすれば、他のメンバーはそれを見て、上司に悪い知らせを伝えてはいけないと結論付けてしまいます。それは理想的な状況でしょうか。そうです。上司は、正義の味方!一生懸命に日々チャレンジに挑むチームメンバーを後押しし、進んでチームメンバーをサポートし、時にはトラブルシュートの最前線に立つのです。チームのメンバーを応援し、かつ信頼していることを本人たちに伝え勇気づける事で、チームメンバーが安心して、常に想いを共有してくれるような信頼関係構築と環境づくりが可能になります。
実際の受講生の方のエピソードです。その方は、まだミスを犯してもいないのに、ミスを起こすことが怖くて前に進めませんでした。チーム内の人間関係は良好で、まわりに相談しても、「ミスは気にしなくていいよ。」と言われるそうなのですが、「気になるものは気になる!」いつも気持ちが晴れなかったそうです。ある時、上司とのワンオンワンで思い切ってプロジェクトの進捗が思わしくないことを報告したそうです。そうすると「私は貴方を信じてます。大丈夫です。自信を持ってください。何があっても必ず学びがある。」と言われたそうです。そのように激励されると、すーっとして、勇気をもって挑戦しよう!最善を尽くそう!という気持ちになり、いろいろな案がどんどん湧いてきたと言います。これまではミスをしないことフォーカスしてしまっていた。その結果、考えがコンパクトだった。今はダイナミックに楽しく考えられるようになったとはなしてくださいました。結果、そのプロジェクトは大成功したそうです。
応援され、安心して前に進める事のパワフルさは非常に大きいのです!ミスをしないように無難に過ごす集団を育てるよりも、チームメンバーが様々なチャレンジに果敢に挑める「安心安全な環境」を整備することこそが上司の務めなのです。そして、もしもそこでミスが起こったとしても、挑戦した事、素早く共有してくれたことなど、相手に良い評価を与え、それにこたえようという気持ちを起こさせるのです!そうして、激励します。欠点も簡単に治せると思わせるのです!そうすれば、部下はさらにやる気を増し、喜んで協力をしてくれるようになります。
そう、チームのみなさんが輝くのは、あなたがついているからなのです!