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19: 変化とともに生きる時代のタイムマネジメント

ビジネス達人の教え

Release Date: 03/29/2021

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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国籍、性別、年齢を問わず、全ての方に平等に与えられた共通の資産。それは時間です。

誰にでも平等に一日1440分が与えられています。人生100年とするならば、一生で36500日を過ごす事になります。これは多いと思いますか?以前この36500日の単位が仮にお金の「円」だとしたら、どうでしょうか。と問いかけられた事があります。一生のうちで36500円使えるとしたら1円の重みはどのように感じますか。万人に平等に与えられた時間という資産。物理的に増やす事ができないならば、与えられた時間を最大限に有意義に、そして感謝して過ごせる時間を増やしたいと思いませんか?

 

「タイムマネジメント」は一般的には仕事の効率化を図りパフォーマンスを最大化させる。時間を効果的に使うためにタイムマネジメントを駆使する方が多いと思います。インターネットで「タイムマネジメント」と検索すると「時間管理」「生産性向上」「効率化」というキーワードが目に飛び込んできます。そしてタイムマネジメントの「副産物」として自由な時間が増える。人生が充実する。という事が言及されていました。忙しい私達にとって、自分の時間を確保することや自分の自由な時間を持つことは、まるで、当たったらラッキーな「オマケ」のように扱われているのかもしれません。

 

当然ですが、私達は、生きている間、時間が与えられています。時間は命であり、時間は自分である。ともいえるのではないでしょうか。であるならば、タイムマネジメントは私達が真剣に取り組むべきミッションであり、使命である。まさに「命をどのように使うのか」。そのような壮大なテーマなのではないでしょうか。

 

後半では、タイムマネジメントについて詳しく見てまいりましょう。

 

おかえりなさい。

タイムマネジメントの際に時間の使い方を4つのエリアに分割することはご存じの方も多いと思います。第一象限は「緊急かつ重要」、第二象限が「緊急ではないが重要」、第三象限が「緊急だが重要ではない」、そして第四象限が「緊急でもなく重要でもない」。ビジネスパーソンとしては第二象限の「緊急ではないが重要」という項目に費やす時間をしっかり確保できる事が理想的です。ストラテジーを考える、仕組みづくりをする、などが第二象限に該当します。そこで、タイムマネジメントも人間関係、信頼関係を築くこと、ストレスマネジメントがとても大切になってきます。リーダーは、チームメンバーのモチベーションが上がるようにサポートし、スムーズな権限委譲ができるようにすると、組織のパフォーマンスが上がります。そのことにより、さらに第二象限に使える時間が増えていくという好循環が生まれます。

 

昨年、クライアント企業の日本のジェネラルマネージャーの方がおっしゃったことですが、彼は週に一回は半日ブロックタイムを活用して「ビジネスプランを立てたり、自分のあるべき姿について考える」つまり第二象限に費やす時間をしっかり確保する。とおっしゃっていました。ブロックタイムとは、自分に自分でアポイントを取る感覚です。ブロックタイムをとることで妨げられるものが無くなり、集中して仕事をこなすことができるようになります。弊社社員は「ブロック・タイム」を積極的に活用しています。ちなみに、今まさに私はブロックタイム中にこのポッドキャストを収録しています。全社に向けて何時までブロックタイムをします!と通知をすると他の社員から良いね!ハートマーク!などの激励メッセージが届きます。

 

また、一度に同じ種類の業務をまとめて行う方が効率が良いと言われています。そして優先順位の高い仕事をまとめて先に行う事がお勧めです。これも同じジェネラルマネージャーの方がおっしゃっていたのですが、「コップに石と砂を入れるときは最初に大きい石から入れて砂を後から入れて隙間を埋めるとおさまりがいい。時間も同じです。」という例えをされていらっしゃいました。

 

デールカーネギーの原則の、「疲れてしまわないうちに休息する」もご紹介します。ポイントは疲れてしまわないうちに休息を効果的に取る事です。リカバリーも早くなり、集中力やアウトプットが変わってきます。休息をとることをしっかり自分に許可しましょう。

仕事を完了するための時間を25%多めに見積もり余白を作ることもお勧めです。余裕を持って仕事に取り組めば、精度を高める事が可能になります。変更や改良に対応することが生じた場合でも落ち着いて対処することができます。ビジネスミーティングも60分に設定されることが一般的ですが、企業によってはミーティング時間を45分間または50分間に設定することを推進しているようです。まさに余白でミーティングのふり返りや次のミーティングの準備ができるので、効率的です。また、隙間時間でコーヒーやお茶を一杯を飲む時間や雑談の時間が生まれてそんな時間にイノベーティブなアイディアが浮かんだりするのです。

 

デール・カーネギーの原則に「当面の問題に関係ある書類以外は全部机上から片付ける。」があります。視界から入る様々な情報は意外にも大きく注意力を削ぐ要因になります。日本では、断捨離という言葉が身近ですが、必要なものと不必要なものを分けて捨てることを心がけましょう。今でいうと、メールの受信トレイ、パソコン、スマホのデータ整理なども必要になってくるでしょう。本当に大切にするものは何かをしっかりと意識し、そのことに集中的に向き合う事で、時間に余裕が生まれます。

 

これらの事を踏まえたうえで、終業時に翌日のプランニングをし、明日への希望で一日を終わらせるのです。デール・カーネギーは「人生とは今日一日の事である」「今日という一日の区切りで生きる事」を私達に伝えました。私達は、過去への執着と未来への心配にとらわれず、今日を精一杯生きているでしょうか。時間は逆立ちしたとしても、後ろ向きに歩いたとしても、来た道を同じ速さで戻ったとしても、、、やはり前に進んでいきます。正確には連続した「今」があるだけなのです。

 

インターネットが無かった、デール・カーネギーの時代は一日一日の区切りで生きる事は妥当だったかもしれません。変化ともに生きる時代の今、インターネットやメール、SNSなどで情報が瞬時に飛び交います。一日よりももっと小さい区切りでその瞬間、瞬間を過ごす事が求められる時代となったと感じています。

 

先日行ったトレーニングセッションで、2分で新年度のニュービジョンを考えましょう!そしてそのビジョンを皆に共有し応援してもらいましょう!というセッションを行いました。セッションの最後の気づきと学びの共有で受講された方が「2分で様々なアイディアを出す事ができて、2分の尊さを実感しました。今までは、1、2分レンジでチンしている間に効率を考えて皿洗いなどをしたりしていました。これからは、その時間、自分と対話する時間を強制的に作れるのではないかと思いました!」とおっしゃってくださいました。それは、私にとっても本当に嬉しい気づきでした。そしてその豊な気づきを産み出した時間とメンバーに心から感謝をしています。

 

ぜひ皆様も、まずは、2分という時間に意識を向けてみてください!

変化とともに生きる時代、時間という資産価値を増やす方法は、今この瞬間瞬間を意識して大切に感謝して過ごす時間を増やす事なのです。