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31: 即興のスピーチは怖くない!

ビジネス達人の教え

Release Date: 09/14/2021

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

ビジネス達人の教え

1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

ビジネス達人の教え

 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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想像してみてください!

突然、会議やイベントの場などで、自分の名前が呼ばれ、挨拶やコメントを求められたとします。それは、何か受賞した際のスピーチかもしれません。

それが、ステイクホルダーの方や、重要なクライアントが出席している会議やイベントの場だったりした場合。。。皆さんならどうしますか?

「えーーーーどうしよう!!!何も準備していないんですけどぉーーー。」心の声はこんな感じでしょうか。

発言を求められてマイクに向かう途中、または親切にも目の前にどなたかがマイクを持ってきてくれて、さっとマイクを渡されたとき、はたまたオンラインであればミュート解除するまで、、、私たちに与えられた時間はものの数秒でしょう。

 

今回は、こんな場面に役立つヒントをご紹介します。

 

まず、落ち着きましょう。今依頼されたこのスピーチについて冷静に考えてみましょう。安心してください。長く話さなくて大丈夫です。むしろ、長く話さないでいいのです。皆さまもいつも感じていらっしゃるとおり、短いほうが、メッセージがシャープでインパクトがあり、好印象ということをぜひ心にとめておきましょう!!!

 

逆に、何の問題もなく1時間ぐらい熱弁を奮うことができるトピックだったとしても、挨拶やコメントを求められた場合、一般的には、2、3分が適切な長さなのではないでしょうか。2、3分と言うとちょっと短く聞こえるかもしれませんが、それくらいが聴き手にも心地よい長さということです。

 

なーーんだ。それならよかった!と安心する方は一握りで、やはり、突然話をするように言われたら、たとえ2、3分であっても非常に気が遠くなる気持ちは私も良く分かります。ということで、後半では即興のスピーチに役立つヒントを見てまいりましょう。

 

おかえりなさい!

即興でお話しをする場合のヒントを見てまいりましょう。

まず初めに!突然とはいえ、話す機会をくださった方、主催者、聴き手に感謝の言葉を述べることから始めましょう。

 

そして、ノンバーバルなコミュニケーションを用います。そう、心から微笑みます。あのー。そのーーー。。。。と間を持たせる言葉を使いそうになったら、少し意識して、聴き手をにっこりと見つめてみます。焦ってとりつくろって話すよりも、自信があるように見え、しっかり聴き手とエンゲージすることができます。

 

そのうえで、その場やテーマに関連させた「自分の経験」に基づいたコメントを話すのです。自分だからできる!という話をしましょう。自分の経験は誰にも否定できない、自分にこそ話す資格があるお話なのです。そして、その話をするときはエキサイトして熱心に伝えたいという気持ちが乗ると思います。そのような方の話こそ、聴き手は心を打たれるものです。

 

基本的なフォーマットもいくつか用意があると、急に発言発声を求められたとき、話し手として、とても素敵な時間を聴き手と過ごすことができます。

 

一つ目は、時系列でお話をするというフォーマットをご紹介します。「過去の状況」、「今の状況」、「そして将来はこうなるだろう」というように伝えます。個人的には最後に未来にロマンを馳せてもらうことでポジティブな終わりができると、まさに、演出を考えて伝えるという効果も果たす事ができると思います。この過去、現在、未来という構成は、全てのトピックに通用するものです。

 

二つ目は、マクロからミクロに関連づけるフォーマットです。テーマに関連する総体的な事を話し、続いて直接自分が話せるトピックにつなげるのです。こうすることで、大きな概念的なお話でも、自分、私だから話せる内容に落とし込むことができます。このマクロ、ミクロのフォーマットも、どんな場面やイベントでもお使いいただくことが可能です。

 

常に素敵なスピーチをする方は、聴き手や他者に配慮がある方だなと感じます。その会議、イベントに関係がある方について話したり、主催者が尽力された事に感謝や賞賛することを忘れない姿勢は素晴らしいです。スピーチの最後に聴き手に対して、お話を聴いてくださったことに感謝の念を表し、聴き手の皆さんの成功や幸運を祈り、スピーチを終えれば拍手喝采です。

 

例えば、映画スターが受賞した時のスピーチを思い出してみてください。

まず、皆さまに感謝を述べます。

そして、この賞は自分にとってこんな意味がある。とエピソードを少し共有します。

この賞が受賞できるようにサポートしてくださった方々のお名前を出して、この賞を捧げますなどとお伝えします。

そして再び皆さんに感謝の言葉で締めくくる。

そんなイメージです。

 

最後に、予期せずマイクを向けられて「急に発言をすることになり、緊張しております。」というような前置きをしたくなる気持ち、ぐっとこらえましょう。スピーカーが話の準備をしていなく、自信がなかったことに関して伝えられた聴き手の気持ちを考えてみるとわかりますね。「え、これからつまらない話を聴かされるのか、、、。」という気持ちになるだけです。一度聴き手の心が離れると、よほどのスピーチをしない限り、スピーチの最初に印象づけたことが最後まで残る事になります。つまり、聴き手は「自信のないつまらない話を聴かされている、、、。」と思いながらお話しを聴くことになるのです。「準備をしていないこと、緊張している気持ち、自信がないこと」は伝えるメリットはないのです。むしろ伝えない方が相手のためになり、そして、自分のためにもなるという事を忘れずにいてほしいと思います。

 

デール・カーネギーは、自然にふるまう態度ほど、みにつけやすいものはない。ただ自分のことを忘れさえすればよい。「こういうふうに見てほしい」という気持ちを忘れさえすればよい。と言っています。緊張せずに話すには、没我的に相手のために話すことが大切です。そして、自分らしく話してください。誰かになろうとしなくて良いのです!話し手の私たちがその場を楽しめば、聴き手も自然と良い気持ちになります。

即興で話す。これも練習をして準備をすることができます。練習や実践の機会があればあるほど、上達していくのです!自信がつくのです!!皆さまが、実際に即興で話す場に遭遇した時、心の中でガッツポーズしていただけたら、本当に嬉しいです!!!!

 

ですから皆さん!即興でお話しをするときは、まずは感謝をし、自分にしか話せないお話しをしましょう!そうすれば聴き手の心に届くお話ができます!