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37: 「信頼の言葉」とは?

ビジネス達人の教え

Release Date: 12/08/2021

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

ビジネス達人の教え

 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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前回のエピソードで、まず、セールスパーソンの方が、お客様を信じることが大切。とお話ししました。今日は「信頼の言葉」についてお話ししてまいりたいと思います。

 

一番最初の自社紹介のようなものなのですが「信頼の言葉」と銘打つくらいですから、信頼関係構築に非常に影響があるフレーズであることが推測できると思います。電話でアポを取るとき、初めてのメールを送るとき、ネットワーキングイベントで初めてお会いした方とお話しするとき、初めて将来お取引する可能性がある方とお話しをする際にどのようにすると良いでしょうか。デール・カーネギーのセールス哲学は「It’s all about them」つまり、とにかく「彼らが主役、彼らのために」という矢印の向きを意識してほしいのです。

 

アリストテレスも同じことを言っていますが、信頼を得るには、いきなり自社商品について話さないこと。自社商品を使って成功しているクライアントの成功事例について言及してあげる事が大切です。これを無意識で行っている方も多いかもしれませんが、多くのセールスパーソンの方は自社製品の素晴らしいところやスペックを最初から伝えてくる傾向にあります。「自社製品のすばらしいところを直接伝える事」と「自社の提供したソリューションにより成功したお客様の事例を伝えてあげる事」とは似て非なるものであることを覚えておいていただきたいと思います。

 

「信頼の言葉」は4つの段階で展開されます。後半で詳しく見てまいりましょう!

 

はじめに、自社の活動の一般的な利点について概要を示します。例えば、弊社であれば、「デール・カーネギー・トレーニングは、クライアントの成功を生み出すために必要な気づきを与え、行動変容をチームにもたらします」というような感じです。

 

2番目に、自分達が信用あるサービスやソリューションプロバイダーであることの証明として、他社事例、できればお話しをしている方と同業の方にサービスを提供した際の具体例をお話しします。弊社の場合は「この一例として、私たちはある高級ブランドのセールス・スタッフにトレーニングを行い、30%の売上増加に貢献しました。」といった感じです。

 

3番目に、これらの利点と結果が聞き手にとっても関係があるものになるように、1つの重要な提案を紹介します。しかも断定はしないことがとても大切です。「もしかすると」の一言を加えるのです。「もしかすると御社でもこれと同じことを実現させていただける可能性があるかもしれないと考えております。」

 

そして最後の4番目に、次の段階に進むことを示す言葉、お客様の求めるものと自社が提供するソリューションがマッチするかどうかの質問をする許可を得るのです。

 

「それが可能かどうかを知るためにもいくつか質問をさせていただいても良いでしょうか。」

 

お客様が同意したら、その方の現状、理想の姿、妨げになるものなどについてお聴きします。ずばり「彼らにとって成功とは何でしょうか。」についても尋ねてみると良いでしょう。

 

自社のソリューションで満足した顧客事例、断定せずに「もしかしたら」という言葉を付け加える。そして、質問をさせていただいても良いでしょうか。という許可を取る事。自社製品がどんなに素晴らしいかを聞かされることよりも、商品がフィットするかどうかを知るためにいくつか質問させていただいても良いでしょうか?と矢印を向けてもらったら皆さんでしたらどう感じますでしょうか。

 

このようなセールスパーソンに出会ったら、私はうっとりします。本当に心からテンションが上がります。

 

「信頼の言葉」はとても短いので、しっかりご自身の言葉として話せるように準備と練習をしておきましょう。その型・フォーマットが身についていれば、そこから応用が効くようになっていきます。

 

電話でのアポを取る場合は、信頼の言葉を応用して、実際にお目にかかって質問をさせていただきたい旨を伝えてアポイントを提案したり、エレベーターピッチやネットワーキングイベントの際は、名詞を交換して改めてご連絡をさし上げるお約束を取り付けるということができます。

 

このことを知った上で新たな視点でセールスパーソンの方々を見渡してみてください。皆さまのセールスパーソンを見る目が変わっているはずです。今まで気にも留めていなかったかもしれませんが、他のクライアントの成功事例をしっかりと提示し、質問をしてくださるセールスパーソンの方を発見したら、皆様の中にその素晴らしい方々に気づける新な視点が養われたことになります!!!そして、次はあなたがそれを目の前のお客様に実践する番なのです!