ビジネス達人の教え
ビジネスプロフェッショナルとして、どうしても外せない大事な商談やプレゼン、、、そんな時に体調が優れない!という場面を経験したことがある方は多いと思います。「体調が悪くても絶対に穴をあけることができない!何としても行かなくては・・・」と考えることもあるでしょう。その判断が必要な瞬間、またはそれしか選択肢がないという状況は確かにあるかもしれません。...
info_outline 94 自分と仲よしになると、慕われるリーダーになれる!ビジネス達人の教え
リーダーになった皆さん、、、これまでの努力や成果が認められ、リーダーとしての一歩を踏み出しました。リーダーとしての役割は、自分自身の成果だけでなく、チーム全体の成長をサポートし、成功へと導く責任が求められます。プレイヤーのころは自分の成果にフォーカスしていれば良かったかもしれません。リーダーになった途端に、これまでのやり方では人は動かないしついてこない。そんなお悩みをお持ちの方も多くお聴きくださっていると思います。...
info_outline 93 セールスのストレスを味方に変えるヒントビジネス達人の教え
セールスのお仕事は、日々の成果を求められるなかで挑戦の連続です。相手があることですから、、、自分の努力だけでどうにもならない!!!ということで、気持ちだけが焦るという相談も沢山お聴きします。それでも、私たちは工夫次第で心の余裕を持ち、前向きに進むことができます。ここでは、ストレスを味方に変え、セールスパーソンとして、より充実した日々を過ごすための実践的な方法をご紹介します。...
info_outline 92 スタビー6本分の距離感!?イメージで伝えるプレゼンテーションビジネス達人の教え
想像してみてください。大切なプレゼンの準備をしているとしましょう。テーマはすでに決まっています。まずは、以前作ったプレゼン資料を開き、どれを残してどれを削るかに悩んでいる状態・・・。...
info_outline 91 急がば回れ!指示命令をせずに人を動かす!ビジネス達人の教え
リーダーの皆様は、時間が限られている中で、多くのタスクに取り組んでいらっしゃいます。やるべきことがたくさんあり、メール、会議、そして多くの決断に追われる日々です。私たちは時間を有効に使うことを求められ、効率的に行動しようと努力していますが、時にはその忙しさが私たちのコミュニケーションの仕方に影響を与えることもあります。様々なタスクをこなす中で、チームメンバーに、次に何をすべきかを的確に最短距離で伝えようとするあまり、指示命令をしてしまい、かつ、その行動を行うべき理由や背景を省略してしまうことが往々にして起こります。...
info_outline 90 セールスで感情的にならないために!ビジネス達人の教え
セールスの皆様、日々のストレスを感じることが多いと思います。皆様には、どのようなストレスがありますか?...
info_outline 89 AI時代の心が繋がるプレゼンテーションビジネス達人の教え
私たちがAIを活用することで、プレゼンテーションをより効率的に作成できる時代になりました。AIは膨大な情報からデータを集め、短時間で魅力的なスライドを作ることができます。これは非常に便利なツールです。...
info_outline 88 リーダーシップの春夏秋冬ビジネス達人の教え
皆さん、新入社員のころ、お仕事を始めたばかりの頃を思い出してみてください。最初のうちは、上司をよく観察しますよね。「今日はどんな様子かな? 今話しかけて大丈夫かな?」なんて、細かいところまで気になります。上司の良いところも悪いところも目に入り、つい同僚とその話をすることもあったと思います。...
info_outline 87 どんなタイプのお客様からも好かれる方法ビジネス達人の教え
類は友を呼ぶという言葉のとおり、私たちは、なんだか波長が合うと感じる方といると心地が良いですし、そのような方々が自然と周りにあつまってくるものです。そのような波長が合う人同士は自然と仲良くなります。お互いの状況や境遇が似ていたり、共感点が多かったり、お互いが無理することなく心地よく過ごすことができるものです。...
info_outline 86 聴き手の目が覚める話し方のススメ 2ビジネス達人の教え
86 聴き手の目が覚める話し方のススメ 2 前回のポッドキャストでは、朝の早い時間や食後などのプレゼンやミーティングの際に聴き手を惹きつけ、聴き手が眠くならない話し方、聴き手の巻き込み方をお話ししました。 今回は、プレゼンに内容を盛り込みすぎて、時間内に終わらない!全てカバーすることができない!そんな時のプロフェッショナルな対応、質疑応答までを含めたスマートなプレゼンについてお話しします。 ...
info_outline1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。
プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936 年よりだいぶ昔、千年以上も前に存在していた方々です。私たちは今でも彼らの哲学を研究し続けています。デール・カーネギーもこの古の哲学者たちからの学びを研究し、彼らの叡智のエッセンスを現代の私たちに提供してくれました。デール・カーネギーが目指したことは、特にビジネスの場面で、私たちがお互いに、より良くなれるように支援することでした。デール・カーネギーは、他者、特に協力関係を得たい方々とうまく付き合っていくための原則を考案しました。
多くの場合、セールスパーソンはフレンドリーであるほうが好まれます。古く中国では「笑えない人は店を開いてはいけない」と言われていたほどです。お客様も同じ人間です。人々とうまくやっていくために、行うべき基本的なことがあります。残念な事に、それらを知っていても、その知識を活用できていません。つまり、知っていると、しているの違いです。今日は、セールスパーソンのみならず、私たち全員がお客様に対してより友好的になれる9つの原則を紹介します。
まずは、その9つの原則をご紹介します。
1)誠実な関心を寄せる
2)相手の関心に合わせて話をする
3)よい聞き手になる。相手に自分のことを話させる。
4)強い欲求を起こさせる
5)相手にその考えを自分のものだと思わせる
6)誠実に相手の視点から物事を見る
7)相手が即座に「イエス」と答える質問をする
8)相手の考えや希望に共感する
9)演出を考えて伝える
これらの9つの原則について、本日と次回の2回に分けてみてまいります。
今日は4つご紹介します。
それでは早速、セールスに有効な原則4つを見てまいりましょう。
1)誠実な関心を寄せる
お客様は、セールスパーソンが自社製品やサービスについて熟知しているかどうかよりも、お客様ご自身が何を望んでいるのか、にしっかりと関心を持ってくれているかどうかを重要視します。ところが、セールスパーソンが自社製品の機能のすばらしさや、自分の目標達成に夢中になり、それを購入して使ってくれる人が実際に何を望んでいるのかに焦点を合わせられなくなることがよくあります。ディールをクローズすることだけに気を取られ、それを使ってくれるお客様個人の関心事に気にかけていないことは、お客様にも伝わってしまうものです。長期的にセールスとして成功をするには、お客様を本当に理解することに専念することが近道であったりします。この原則「誠実な関心を寄せる」のキーワードは「誠実な」です。お客様を理解することに誠実に焦点を当て、お客様に真のサービスを提供し、パートナーシップを築くことを意味します。私たちはお客様の成功に全神経を集中しましょう。そうすれば、私たち自身の成功に繋がります。
2)相手の関心に合わせて話をする
セールスパーソンが、自分が話したいことを中心に会話を選択していること、お客様には伝わっています。セールスパーソンは自分の興味中心で、お客様の興味は二の次になってしまうことがよくあります。あるいは、逆に口下手で悩んでいます。というセールスパーソンからの相談を頂くことがありますが、実は、セールストークというものは存在しないのです。お客様との対話は、お客様のニーズを引き出すための質問をし、お客様が何に興味を持っているかを明らかにします。セールストークではなくセールスパーソンからの質問によってお客様の興味を引き出し、お客様の関心に集中するのです。セールストークをしなくても、お客様自身が話してくれるのです。簡単なことのように聞こえますが、セールスパーソンは話すことが好きで、気づかないうちにお客様の話を聞いていない、ということに陥りがちです。ぜひ、次のクライアントとの会話で、自分自身をチェックしてみましょう。
3)よい聞き手になる。相手に自分のことを話させる。
よい傾聴とは、ただ頷くだけでなく、相手の真の関心を導く鏡になる事です。セールスパーソンからの適切な質問によって、お客様は自分自身について、じっくりとたくさん話すことが可能になります。興味を持っているお客様の多くは、雑談や余談も交えながら、思った以上に多くの重要な事を話してくれる事でしょう。このようなお客様との対話から、私たちは彼らの価値観、興味、絶対に必要なもの、あったら望ましいもの、主要関心、そして購買動機について多くのことを学ぶことができます。そして、1回の商談で合意が得られなくてもがっかりしないでください。セールスは短距離走ではなく、マラソンの伴走のようなものです。顧客との長きに渡るバイイングジャーニーにを共にできるよう、心を磨いておきましょう。
4)強い欲求を起こさせる
これは優れたコミュニケーター、つまり他者の情熱と熱意を呼び起こすことができる人になることです。セールスとは「正義」の信念に基づいて、お客様にとって本当に役立つ商品を提供すること、そしてその情熱を伝播させることです。さらに、セールスパーソンのお仕事として、お客様がより良い結果が得られるよう支援することです。お客様が決断の恐怖を克服できるよう背中を押し、行動を起こせるようにサポートしなければなりません。ニーズがあるにもかかわらず、すぐに行動を起こすことができないお客様が、一歩前に踏み出せるようになるまでに寄り添ってくれる心のよりどころになれるセールスパーソンこそが、お客様のトラステッドアドバイザーとなるのです。セールスパーソンの考えを押し付けるのではなく、お客様自身の真の欲求を起こさせてあげるために、お客様と一体になり、何がお客様にとっての最善かを導くための質問をし、お客様が自分自身のアイディアが明確になるお手伝いをします。ソクラテス的問答方法により、お客様の強い欲求を起こさせるのです。
デール・カーネギーは人を動かすの30の原則を考案しました。それら全てがセールスにとって有効であることは言う間でもありません。
本日はその30の原則の中から、特にセールスに有効な原則9つのうち4つを見てまいりました。
デール・カーネギーは有能なセールスパーソンでもあったため、これらの原則は彼自身のセールスの経験も反映されています。
セールスパーソンとしてテクニカルなスキルを持っているかどうかはもちろん大切ですが、売れているセールスパーソンほど、スキルに頼らず、顧客フォーカスのバリューセリングができているかを常に心がけている傾向にあります。今日ご紹介した原則を無意識レベルで実践できるセールスパーソンにお会いするとウットリしてしまいます。
皆様にも、これらの原則を実践していただき、お客様の信頼されるビジネスパートナーになり、末永くウィンウィンな関係を構築していただけると嬉しいです。