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2: セールスの心構え

ビジネス達人の教え

Release Date: 08/04/2020

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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皆さんは、役立つ情報や格言などを自動配信してくれるサイトを購読していますか?先日、朝、受信トレイにこんな言葉が入っていました。

「人は、あなたがどれだけ親身になってくれるか知るまでは、あなたにどれだけ知識があろうと気にはかけないものである」

まさに、そのとおり!

他者との関係で本当に大切なことは何であるかということを思い出させてくれる言葉だと思いました。セールスに関わるすべての方々に、この言葉をお届けしたいと思います。

何かを売るということはとてもチャレンジングな事です。これは、セールスのご経験がある方なら、とても共感される事と思います。私たちのセールス・プレゼンテーションやフォロー・アップ・オファーもお客様に受け入れて頂くには、様々な工夫が必要と感じている方も多いのではないでしょうか。

セールスの皆さん、セールスの仕事を楽しんでいらっしゃいますか?

もちろん、製品や技術的な知識も、とても重要です。お客様は、セールス担当者なら当然詳細をすべて説明できるものと期待している部分が少なからずあります。確かにセールスに営業戦略や商品知識などは必要不可欠だと思います。このチャンネルをお聞きの皆様には、セールスとして、とても基本的で大切な事、多くのセールス方々が知ってはいるけれど、誠実に実践する事が難しいと異口同音におっしゃる事、そう、「セールスとして何にフォーカスするべきか」これを再度心に刻んで頂けたら嬉しいと思います。

皆さんは、パンフレットや商品一覧を見ながら、商品を紹介する事がセールスのお仕事になっているような方にお会いしたことがあると思います。自社商品に愛があるからこそ、熱を入れて説明したりお勧めしたくなるのかもしれません。「これはどうでしょう」「ここが素晴らしいです」「これも良いですよ!」「これはお値打ち品です!」など、、、。私達は「白」が欲しいのに、50種類の「素晴らしい緑色!」についてのラインアップや詳細について説明を受け続ける。。。こんな場面に遭遇したことはありませんか?

このようなセールスの方々は、本当にお客様のことを理解するということに重点を置いているのでしょうか。お客様のメリットを最優先に考えて下さっているのでしょうか。「あなたの成功は私の成功です!」という気持ちを持っているのでしょうか。。。彼らの目に映っているのは何なのか、敏感に感じてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。

私達はどのような担当者から買いたいと思うでしょうか。とても気に入った商品であっても、担当者の振る舞いで、なんとなく残念な気持ちや、極端な場合は怒りにも近い気持ちになった経験はありませんか。

冒頭の「人は、あなたがどれだけ親身になってくれるか知るまでは、あなたにどれだけ知識があろうと気にはかけないものである」という言葉から「心構え」という、素晴らしい、そして、とても誇らしい日本人の精神を連想させられます。この精神こそ、セールスに携わるお一人お一人が本来持っているべきなのではないでしょうか。

この日本独特の「心構え」を国際的な言葉に言い換えると「準備」または「決意」という事になるのかもしれませんが、日本に根付くこの「心構え」の本当の意味合いはそれよりももっと深いもののように思います。日本人であれば、武道、茶道など「道」に触れた事のない方でも、この言葉の持つ微妙なニュアンスについてはお分かりになると思いますが、私達、日本人が使う「心構え」は「精神を整える」という事に近いのだと思います。

「心構えを持つ」ということは、真の意図の最も根底にあるものを明らかにすること。英語で言うと「True North」つまり我々が純粋に意図していること、「本当に目指すもの」。私達の行動の指針となっている、「心のときめきは何ですか」。という事なのです。それは、「お金」でしょうか?それとも「真心」でしょうか。セールスとしての我々の利益ですか?それともお客様の利益ですか?長期的に続く関係ですか?それとも一度限りのお取引ですか?

セールスのみなさん、まずは「真の意図は何か」と、自分の心に問いかけてみましょう。そういうと、禅問答のよう、、、と思う方もいらっしゃるかもしれません。ちょっと大げさすぎるかもしれませんが、今一度、この機会に、このように心に問いかけてみることをお勧めするには理由があります。お客様は、私達の真の動機が彼らのメリットを最優先に考えたものでないと感じたら、私達からは気持ちよく購入してくださらないからなのです。信頼、信用がとても大切なのです。

例えば、映画に出てくるような、言葉巧みにお客様の心を操るセールスの方を想像してみてください。お客様とは表面的な友好関係を築きますが、本当は自分や自社の利益で頭がいっぱいなセールスパーソン、、、。セールスという職業のイメージにも影響してしまいそうですね。

お客様にとってのメリットを最優先に考えることができれば、すべてのことを正しく行えるようになります。自分はどうしたらこのお客様のお役に立つことができるのかを完全に把握できるように、お客様に「しっかりと考えた質問をしていきます。」そして、お客様ご自身が、自分たちが求めているものはまさにこれである!と実感できるような「解決案を提示」していきます。お客様のためなら、賢明にお客様の不安を取り除き、我々の提案こそがお客様にとって必要なものであることを保証してあげるのです。そうすれば、お互いに自信を持って契約することができます。これがプロのセールスパーソンの在り方なのです。

セールスは、お客様にとって素晴らしい気づきを与え、サポートをし、背中を押し、お客様が望む彼らのあるべき姿へと導いているのです。私達の「True North」、つまり 真の目標にフォーカスします。「本当に目指すものは何か」を思い出しましょう。そして、自分自身のメリットよりもお客様にとってのメリットを純粋に気にかけていることを示せばよいのです。お客様にお会いするたびにこれを徹底すれば、セールスで成功し、さらに、強力なパーソナル・ブランドを築きあげることができるでしょう。そう、セールスは人を助ける素晴らしい職業と言えるのではないでしょうか!

デール・カーネギーは人間に最も必要な特質とは何か。

「それは友人を作る能力」と言っています。

お客様を自分の友人のように大切に想い、接する事。お客様の成功を祈る事。それが「セールスの心構え」とデール・カーネギーは言っていますが、それは100年経った今でも変わらない普遍性を持つ真実だと思います。セールスの皆さん、セールスは素晴らしい職業であることを祝福して参りましょう!