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12: 10分前です。準備は整っていますか?

ビジネス達人の教え

Release Date: 12/21/2020

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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10分前です。準備は整っていますか?

 

皆様は、スピーチやプレゼンをする機会は多いですか?大勢の前での「スピーチ」をする機会がなくても、商談や会議などでプレゼンを行う機会はあります。という方はいらっしゃるかもしれません。

 

スピーチやプレゼンをする機会が多く、大変自信があります!という方もいらっしゃると思います。反対に、プレゼンは緊張する、苦手です。。。という方もとても多いのではないでしょうか。

 

私も、緊張する時はあります。その時は、このようなデール・カーネギーの言葉を思い出します。

 

「古今東西を問わず、生まれながらの雄弁家などというものは存在しません。今日では弁論は会話の延長とみなされています。大みえ切ったスタイルや、朗々たる発声といったものは永久の過去のものとなりました。我々が聞きたいと思うのは、一般常識に根差し、話者が一方的に聴衆に聴かせるのではなく、聴衆が話者とともに語り合いたくなるような主題についての率直な談話です。」

 

「語り合い」と聞くとなんだか、少し心が軽くなりませんか?

そう、飾り立てられた言葉でプレゼンをかっこよくキメなければならない。という事ではないのです。自分の言葉で、自分にしかできない話しをシェアする!これなら、できるかも!と思いました。

 

親しみやすさや人間らしさが、真に人を引き付け、他者からの協力を得て、リーダーシップを発揮できるという事であれば、鎧を脱いで、等身大の自分で伝えたいメッセージを熱意を持って伝えれば良いということなのです。

 

リンカーンも「私は紋切り型の説教は聞きたくない。聞くなら、ハチの群れと格闘しているかのように興奮した話し手の話をききたい。」と言っています。これ見よがしに成功体験を羅列するのはプレゼンのみならず、いかなる場面でも逆効果という事になるのではないのでしょうか。それよりも、失敗談から沢山の学びを得たという話をした方が、聴き手からの興味を得て、相手からの信頼を得ることができるようになります。それなので、ありのままの私達のお話を肩肘はらずにリラックスして語り合いをすればいいのです!

 

とはいえ、ありのままで良いといわれても、やはり緊張してしまいます。。。という方もいらっしゃるかもしれません。

 

そのような方も、ご安心ください!!!多少の緊張はプラスになります。

人前で話すことに慣れていない場合に緊張が増します。事実として、未知の経験は不安と恐怖を伴います。実際に挑戦を繰り返し、成功体験を積み重ねていきながら、緊張を楽しみに変えていきましょう。しっかりとした準備や練習が自信につながるのです。「練習、練習そして練習あるのみ!」とデール・カーネギーも言っています。

 

デール・カーネギーも著書の中で、スピーチやプレゼンの準備についてや自信の持ち方をいくつかご紹介しております。それぞれ、本当に共感できるものばかりなので、また機会を作ってご紹介したいと思いますが、今回、私がご紹介したいのは「友人を相手に練習する」です。

 

なーーーーんだ。そんなことか。とがっかりした方もいらっしゃるかもしれません。

 

これは、皆様もご存じの事ですが、実践している方は本当に少ないようです。私自身もそうでした。これを行う効果は私達の研修の受講者を拝見していても実際に感じるところです。忙しい私達、スピーチやプレゼン資料作りに大半の時間をかけていて、実際のスピーチやプレゼンの練習にも時間をしっかり割くという方は非常に少ないのです。

実際に12週間のデール・カーネギー・コースで、明らかに前の週に比べて、急にスピーチに臨場感が出て、聴き手の心を掴むプレゼンをし、ブレイクスルーを遂げる受講者の方々がいらっしゃいます。その方々にお聞きすると口をそろえて「今回は練習しました。」「家族に聴いてもらいました。」という事をおっしゃる方がとても多いのです。すなわち誰かに実際に聴いてもらうという事の効果は絶大なのです。聴き手には、その練習で培った話し手が自分でも気づかない自信がはっきり伝わるのです。

 

そして、その見えないはずの努力が、聴き手にしっかり伝わることで、話し手と聴き手の一体感が生まれるのです。言葉に力強さが乗り、聴き手の心に刺さり感動を与えるのです。

 

受講者の方々は、誰かに聞いてもらいながら練習することにより、言葉が自分のものになり、伝えたい!という熱意が増した感覚を忘れる事ができません。誰かに聞いてもらいながら練習することのパワフルさに気が付けて良かったです。おっしゃっていました。

 

印象的なオープニングの方法、感動で拍手喝采のクロージング。緊張のクライマックスの質疑応答や反対意見に対処する、方法、間の取り方やペーシング、声の抑揚を持たせ強弱をつけるなどのテクニックはトレーニングなどで簡単に身に付けることができます。が、実際に相手の心を動かすプレゼンターになるための熱意は一朝一夕には身に付ける事はとても難しいのです。

 

デール・カーネギーは効果的に話すためのスキルだけでなく、生き方として大変参考になる言葉を残しています。

 

「我々は考えを変える事によって、自己の人生を変える事ができます。」「自信にあふれ、効果的に意思疎通できる自分というゴールに、しっかりと目を据え、人前で話すための努力のもたらす結果について明るい楽天的な考え方をするようにしなくてはなりません。」

 

先週のことです。あるプレゼンの後、クライアントの方にこのような質問を頂きました。

「佐々木さんはデール・カーネギーに入る前から自信がありましたか?」

私は驚いて、「私は自信があるように見えているのですか?」と聞きました。

クライアントの方は「とても楽天的でリラックスしているように見えます」と答えました。

 

そして、少し考えてから答えました。

「私は自信のレベルが高まったかどうかは正直わからないですが、沢山の失敗をして、涙も流し、許容範囲が広くなったことは確かだと思います。失敗を恐れず、ある程度の事はやってみよう!とリラックスしている時間が長くなってきたという変化は特に今年1年で大きく実感するところです。」

 

このクライアントからの一言で、コンフォートゾーンが広がった事により、前向きな姿勢でリラックスして「語り合い」ができていたのだと実感することができました。

 

そう、心を動かすプレゼンテーションの準備とは、日々様ざまな挑戦をし続けてコンフォートゾーンを広げる事。話し手も聴き手もリラックスできるようにすることなのです!