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15: 自信がうまれるその時!

ビジネス達人の教え

Release Date: 02/01/2021

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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デール・カーネギーは成功の5ドライバーというものを設定しました。そのうちの一つが「自信」です。著書の中でもエマーソンの言葉を引用しております。「恐怖というものは、この世にある他のなにものより、多くの人々を敗北させる。」恐怖は私達の心の中にあります。恐怖を克服できるスキルを得たい!という気持ちは誰もが持っているものと思います。実は、そのスキルは意識的に鍛えることができるのです!!!

 

例えば、人前で話す時、緊張する方は多いと思います。

弊社のハイインパクト・プレゼンテーションコースの受講者にどのようなプレゼンターになりたいかを尋ねた場合、ほぼ99パーセントの方が「自信があるプレゼンターになりたい」と言います。続いて、興味深い、プロフェッショナル、おもしろい、やる気が出る、インパクトがある、論理的、価値を提供できる、情熱的などがあがります。私たちが一番求めるのものが「自信」というのは、なぜなのでしょう?確かに自信があればメッセージがより強く伝わります。自信なさそうに提案すると、相手も不安にさせてしまいます。自分のことも信じられないのに、他の人が自分の言うことを信じてくれるでしょうか。

 

自信はポジティブな精神状態と連動しています。特に日本では、謙虚さや奥ゆかしさを重んじるという背景もあり、学校教育の中では言いたい事をはっきりと発言したり、自己主張することが難しい環境だった方もいらっしゃるかもしれません。ところが、社会に出ると急にグローバルな環境で、意見や考えを求められるようになった私達、、、急なキャラクター変更を強いられる。そんな戸惑いが生まれたかたもいらっしゃると思います。

 

人前で話すとき、なぜ私達は緊張するのでしょうか。少し考えてみましょう。

おひとりおひとり様々な理由があるかもしれません。突き詰めると、つまり「自分にフォーカスしている」という事になるのではないでしょうか!?話すときに限らず、私達は常に、自分がどう見られているか、間違えたらどうしよう、自分は他者にどんな影響を与えられるか、、、、などなどと自分に意識が向いてしまっているのです。新しい事に挑戦する時、これまでやったことがない事、専門的で何らかの試練やトレーニングを必要とする事柄を目の前にすると私たちは緊張します。そこで、緊張や恐怖を克服するには「自信」が必要になるのです。後半ではこの「自信」についてさらに詳しくみていきましょう。

 

それでは、お待たせしました!「自信」についてみてまいりましょう。これは、人前で話す時のみならず、どのような機会でも当てはまる根本的な事だと思います。

 

大勢の前でのプレゼン、社内のミーティング、または商談や社外プレゼンなどで話す機会がある方、話すときに大切な事は何でしょうか。とまず考えてみましょう。大切な事が分かると心が落ち着くと思います。大切なのは、相手が心地よくなることなのです。聴き手とのエンゲージメントが大事なのです。相手がリラックスできて、その場を楽しんでいるかを常に心がけてみましょう。相手にフォーカスをし、100パーセント目の前の相手に集中することができているときは緊張していないのです。または、緊張を忘れていると言った方がいいかもしれません。うまく話す事でもなければ、自分を良く見せることではないのです!むしろカッコつけずに、オープンにありのままの自分を見せることに抵抗がない状態になれると素晴らしいと思います。

 

もちろん、リラックスや楽しませることが目的ではないプレゼンもあると思います。たまに情報提供のためのプレゼンなので、楽しくなくてもいいのです。という声を聴きます。このポッドキャストをここまで聞いてくださっている方は、お分かりだと思いますが、どのような時でも相手にフォーカスすることは有益です。相手が安心感を持つ場を提供できるように心がけてみましょう。例えば、プレゼン資料の準備も聴き手が安心するような情報を事前に考えて、自分の為ではなく、聴き手の為の資料を作ってみてください。あれもこれも情報を提供することは誰の為でしょうか。情報をてんこ盛りにして何も聴き手の記憶や心に残らないよりは、適格な的をしぼった情報提供をするようにしましょう。また、事前に相手について知ることができる場合は、ぜひ相手について関心持って知りましょう。相手が本当に欲しい情報は何か。相手の性格や特性や立場を事前に知ることができれば、一度に盛り込む情報の内容や量なども調整することができます。聴き手が結果や効果を知りたい方なのか、プロセスや背景、ストーリーを知りたい方なのか、安全性や機能性を知りたい方なのか、経済的なROIを知りたい方なのかなど、相手によってピッチを変えることも相手の為の配慮なのです。

 

そして、ゆっくりと落ち着いたスピードで話し、大事な事を伝えるときは強調して、ここは重要です!というトーンで話す事で安定感をだします。聴き手と呼吸を合わせるように間をとります。その心地よい間があることで、聴き手がより理解を深めます。間のタイミングがあうことで、聴き手とよりエンゲージすることができて、心地よい空間になります。緊張も忘れると、自然にアイコンタクトが取れて、聴き手と心が通い合っている事が実感できます。そして、自分も相手もリラックスして楽しんでいます!アイコンタクトについては、F2Fでのプレゼンの場合、6秒間同じ方を見ると良いと言われていますが、イメージ的には一つのセンテンス毎にお一人ずつを見て話してみると良いでしょう。やってみるとわかりますが、6秒間見つめるのは長く感じます。一方、聴き手の方は意外にもそんなに長く感じていません。それどころか、スピーカーからじっと見つめられると、ほとんどの場合、聴き手の方は自然にうなずいてくれます。うなずいてくれる聴き手を前に話すのですから、さらに一体感が生まれ、とても心地の良い空間になるのです。

 

アイコンタクトや話し方のコツについては練習で変わることができます。プレゼンも効果的なコーチングを受ける事で意識せずにできることが増えてきます。しっかりとした型を体と心が覚えるようになります。

 

しかし、型を覚えて、どんなにうまく話していても聴き手とのエンゲージができていないプレゼンテーションを聴いたことはありませんか?プレゼンのみならず、目の前の相手とエンゲージ出来ているとき、それはどのような状態でしょうか。もう一度、一番大切な事を考えてみましょう。フォーカスすべきは誰なのか。自分から相手に軸足を移す事が常となった時、自分に対する不安が消えているのです。そして、リラックスする時間が増えているのです。

 

そう、自信が生まれるその時は、相手の為を想っている気持ちが満ちたその時なのです。