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18: そつなく話す以上にうまく話す方法!

ビジネス達人の教え

Release Date: 03/15/2021

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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私とデール・カーネギーとのご縁はプレゼン研修を前職在職中に強制的に受けさせられたことに始まります。忙しかったので、はじめはその研修を受ける予定に入れていなかったのですが、人事から「必ず受けてください!」と言われ、受けたその研修がまさに私の人生を変えました。そして、その研修の中で「プレゼンテーションも実は人間関係なのです」と聞いて目から鱗だったことを思い出します。

 

皆様にとって、心が動かされたスピーチやプレゼンテーションとはどのようなものでしょうか。

 

内容は素晴らしい、話し慣れている感じがして、スムーズ!なとても「良い」プレゼンテーション。でも、数日、もっと言うとその場を離れるとすぐに他の事で記憶が上塗りされてしまうようなお話を聴く機会は意外と多いのではないでしょうか。それと比較して、何年たっても、本当に心を動かされたなあ。と熱い想いがこみあげてくるように思いだす事ができるスピーチやプレゼンテーションは、もしかすると論理的でもなく、話し慣れている感じでもないかもしれません。でもその方のメッセージがすとんと入ってきて、いつまでも自分の中で生きている。。。最高のプレゼンテーションとはこのようなプレゼンテーションなのかもしれません。

 

良いプレゼンテーションと最高のプレゼンテーションの違い。

それは聴き手とのエンゲージメントが鍵を握っているのだと思います。

即ち、プレゼンテーションも人間関係が大切なのです。

 

プレゼンテーションで説得力を強めるためのテクニックはトレーニングやコーチングで身に付けることが可能です。弊社のトレーニングでも、説得力を高める6つのポイント!をご紹介しておりますが、そのポイントに気を配ると、すぐに自信があるように見え、説得力が増し、会場の熱量が上がります。求心力が上がると聴き手を巻き込み、会場に一体感が生まれるのです。

 

プレゼンテーションは一方的に話すので、「自分がいかに良い内容をうまく話せるか」に集中しがちですが、実際は聴き手との双方向のコミュニケーションをすることがとても大切なのです。例えば、その中の一つにアイコンタクトがあります。原稿に集中せずに、聴き手を見て、聴き手の表情と呼応するように話していくことがとても大切です。聴き手との対話を楽しむような感覚で話をするという事が必要です。そして、実際に会場にいる何人かの方と目を合わせながら話をすることで、会場全体との繋がりも生まれるのです。誰かと目を合わせながら話す方が、話し手自身も安心しながら話す事ができます。それなのに、緊張するとつい目が宙を泳いでしまう。。。6秒も同じ方を見つめるなて、なんて長いのでしょう!!?と最初は思いました。実際に6秒数えてみましょう。皆様も1点を見て数えてみてください。「1,2,3.4.5.6.」これだけの時間じっと同じ方を見つめるのです。でも、ご安心ください!見られている側はそんなに長く感じていないどころか、じっと見て話してもらう事で、個人的な繋がりを持ちたいという気持ちや重要感を感じてもらえているのです。つまり、抵抗を感じていないどころか見てもらえることは嬉しいと感じているのです!6秒ごとに機械的に目線を動かすというよりは、一文が終わるごとに目線をゆっくりと次の方に移動させるとより自然だと思います。

半面、実際に聴き手の方に顔を向けていても、誰とも目を合わせていないと、誰ともつながれていない感じが会場全体に伝わるのです。エンゲージしている空気感は、動画に取った際もしっかりと映像に映ります。Youtubeなどの動画を取る際も敢えて観客を会場にお招きして、その方々に向けて話すというスタイルの方もいらっしゃいます。実際には観客の方は動画には映っていないのですが、動画を拝見すると何とも言えない一体感が伝わってきます。

 

さて、アイコンタクト以外にもその他いくつかある、テクニカルな事をマスターしたうえで、心に残るプレゼンターとして欠かせない事についてお伝えしてまいりたいと思います。それは、感情レベルで聴き手と繋がることなのです。聴き手の私たちを感動させることができるスピーチができるプレゼンターになるための要素は、私たちは既に備わっているのです!その要素とは「3つのE」と呼ばれているものです。

後半では「3つのE」についてお話してまいりたいと思います。

 

おかえりなさい。

「3つのE」についてお話してまいりましょう。

これはビジネス・コミュニケーションの基礎とも言われています。

 

一つ目のEは「Earn the Right」のEです。

自分で学習・経験したことを通じてその話をする資格を会得している

 

二つ目のEはExcitedのEです。

自分でもその内容にワクワクしている

 

三つ目のEはEagerのEです。

聞き手に自分のアイディアや感情を伝えることに熱心である

 

本当に伝えたい気持ちで、聴いて聴いて!!!と熱心に話す人の話を、聴き手として右から左に聞き流すことはとても難しいのです。

一緒にその場に自分もいたかのような追体験をさせてくれるような気持ちになったプレゼンテーションは忘れる事はできないでしょう。

つまり、自分の言葉で自分の経験やストーリーまたは信じる話を興奮して伝える!そうすることで、背筋は伸び、ジェスチャーも加わり、聴き手の目を見て伝えているのではないでしょうか。つまりテクニカルな説得力を高めるポイントを自然に網羅してしまっているのです。

熱心に伝えたい話を心からするときに、私たちは姿勢を丸めて目線を落とし、口角を下げて伝える事が出来ますか?私にはそんな器用な事はできません。

 

私は、本当にその方にしか語れない事を自分の言葉で熱心に伝えることこそが聴き手と感情レベルでつながり、感動を与えるプレゼンターになる大切な要素だと信じます。むしろそれがあれば、他のテクニカルな部分は知らなくても自然にクリアできるのではないでしょうか。

全ては話し手の中にある。自分にしかできない話しをしましょう。華美な言葉で自分を飾らず、溢れる想いを乗せてメッセージを伝えるプレゼンテーションに勝るプレゼンテーションはないのです。

 

皆様も、ビジネスプロフェッショナルとして、または一人間として、エンゲージできるプレゼンター、感動を与えるプレゼンターになれます。そのためには自分らしさを最大限に発揮した話し方をしましょう。

 

デール自身も自分にこう言い聞かせたそうです。「欠点や弱点も全て含んだデール・カーネギーになれ。別人にはなれないのだ」

そしてこう言っています。「他人を真似ようとしないでください。」「自分でいることを恐れない。自分らしくいる事!が大切です。」

 

「他者を真似ない」はデール・カーネギーのストレスマネジメントの原則でもあります。デールが言う「自分らしくいなさい!他人を真似するな!」これは、音楽、執筆、プレゼンテーションのみならず、リーダーシップや自信をつけるうえで今にも通用する助言です。自分自身がオリジナルなのです。それを喜びましょう。未だかつて、自分と同じような人間はいませんでしたし、今後も一切登場することはありません。ですから自分の個性を最大限に生かしましょう。自分の発する言葉は自身の一部分であり、身体の一部分なのです。自分の経験、信念、性格、生き方から生まれるのです。

 

そう、最高のプレゼンテーションとは、「自分らしくいる事で聴き手と感情的につながったプレゼンテーション」なのです!