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32: エンゲージメント向上はリーダーの最優先事項!

ビジネス達人の教え

Release Date: 10/05/2021

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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社員のエンゲージメントを上げたいのです。というご相談が以前にも増して増えている傾向にあると感じます。また、ちょうど、先週行ったトレーニングセッション中、受講者の方から「エンゲージメント」というトピックが取り上げられ、やはり、このところエンゲージメントに関しての関心がさらに高いことを痛感しました。そこで、本日は、エンゲージメントについてお話ししてみたいと思います。

社員のエンゲージメントが高い状態とはどのような状態でしょうか。エンゲージメントが高い状態であることのメリットは沢山あります。弊社グローバルでのリサーチで、各企業のエンゲージメント・レベルを左右する重要な要素は 3 つあり、エンゲージメントを保つための重要な要素は1つ。という報告があがりました。こちらのリサーチは、日本でも行われ、国境を越えても同じ傾向を示すという事が分かりました。

早速エンゲージメント・レベルを左右する3つの要素を見てまいりましょう。

一つ目は、チームメンバーと直属の上司との関係性が影響しているという事でした。皆さまとチームメンバーの方々との関係性はいかがでしょうか?リーダーは、様々な価値観や特性を持ったメンバーを率いていくことになります。そのようなチームを率いるには、論理性が大切である。と、思われがちです。実際は、私たちの EQと呼ばれる(心の知能指数)の方が IQ よりもはるかに重要なのです。ハーバードやスタンフォード大学などの著名な研究者達も、心理的安全性がある環境こそ、高いパフォーマンスを発揮できる環境という事が謳っています。近年、そのような環境を作る事がリーダーに求められる要素であるという事に注目が集まっています。

今のビジネスの環境は、とてつもないプレッシャーやストレスがかかります。ボーダレスな世の中、オンライン、リモートワークの環境では、メールやメッセージが24時間届く時代です。タスクを背負い、ターゲット達成に向けて前進を続けるビジネスパーソンにとって、タイムマネジメントは大きな課題です。そのような忙しい状況下で、リーダーの皆様はどのような精神状態でいらっしゃいますでしょうか?自分の言動が周りにいる方々に与える影響を意識されていますでしょうか?チームメンバーに感謝し、励まし、リードすることを心掛けていらっしゃいますでしょうか?

「人は会社を去るのではなく、上司から去る。」という言葉をお聴きになったことがあるかもしれません。チームメンバーの上司との関係性如何では、実際に離職しないまでも、完全にはエンゲージしていない状態になってしまいます。メンバーの方がお給料のためだけに在籍し、トラブルを避けるために新しいチャレンジをせずに、必要最低限の仕事しかしない状態。という状況にお悩みの方、少なくないようです。

エンゲージメントを左右する2 つ目のポイントは、トップマネジメントへの信頼です。会社の上層部、トップマネジメントの示す方向性を、社員の一人ひとりが信じることができればできるほど、エンゲージメントに対する影響力は大きくなります。全ての階層レベルの方々の社内コミュニケーションを良好に保つことは、思った以上の努力が必要です。社員の皆様がしっかりと会社が進んでいく方向性について理解していただくようになるにはどうすればよいのでしょうか。私たちはビジョンとのミッション、ゴール(目標)を伝え、チームに浸透させることができているでしょうか?ミドルマネージャーの皆様はしっかりとメンバーにメッセージを伝達する役割を担えていますでしょうか。

エンゲージメントを左右する3つ目のポイントは、組織や企業のブランドへの誇りです。会社の規模の大小にかかわらず、自分が関わる組織やブランドに対して、誇り、ロイヤリティを持っていられる事はエンゲージメントに大きく影響するという事でした。

さて、それではエンゲージメントレベルを保つための最も重要な要素とは何でしょうか。

社員のエンゲージメントレベルを左右する3つの要素は「直属の上司との関係性」「トップマネジメントへの信頼」「企業ブランドへの誇り」ということでした。さて、後半では、社員のエンゲージメントを保つための、最も重要な要素を見てまいります。それは社員が「自分は尊重されている」と感じることなのです。弊社のリサーチでは、「自分は会社に影響を及ぼしていると感じている社員の60%の方々がエンゲージしている」ということが示されております。一人ひとりを「重要なスキル」を持った人々ではなく、スキルを持った「貴重な人々」として扱う事が大切なのです。リーダーが「人」を中心に組織を作っていける環境がパフォーマンスを発揮しやすい環境なのです。尊重されている 社員は、自分が行った貢献に対して、自分の価値観を尊重した形式で、認められる、感謝される、そして報酬が与えられるときに尊重されていると感じます。つまり、それぞれの社員の真の価値観を見抜き、大切にし、それぞれの方が大切にしているものを同じく大切にすることができるリーダーがエンゲージできるリーダーとなるのです。マクレガーやマズロー、ハーズバーグなどのモチベーション理論などを用いたトレーニングをする機会が多くありますが、そのような理論を学んだあとにリーダーの皆様が最終的におっしゃるのは、結局、一人ひとり皆価値観が異なり、それを把握することなくして、エンゲージメントは維持できない。という事でした。

特にトップパフォーマーの方をエンゲージする事が課題である組織も多いかもしれません。トップパフォーマーの方が離職した場合、企業へのダメージが大きいことはご存じのとおりですが、そのような方々は市場価値が高く、容易に好待遇の企業への転職という選択肢を視野に入れる事ができるのです。トップパフォーマーの方々に、この組織にいるからこそ自分の力が活かされ発揮することができるのだ。と思っていただき「自信」と「つながり」を持ってもらうための「エンパワーメント」が必要になってくると思います。そして、そのようなエンゲージした社員が多く存在する企業であれば、お互いに良い影響を与え合うので、さらに好循環をもたらされるのだと思います。

デール・カーネギーは人に接する時は、相手が「論理の生き物」ではなく、「感情の生き物」であるということを心得ていなければならない。という言葉を残しております。これはリモートワークの台頭や対面でのコミュニケーションがミニマムな環境の今でも、全く変わらない普遍的な事実なのです。

弊社社長のグレッグ・ストーリーは私を採用する面接の際に、こう言いました。

「私の社長としての唯一の仕事は、あなたを幸せにすることです。そうすればあなたは、クライアントを幸せにできます。」

ですから皆さん、お互いの良いところに気づき、認め合い、感謝の気持ちを伝えあう、エンゲージメントが高い組織を作りましょう。そうすれば、組織はクライアントや社会とエンゲージすることができます!