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41: 感情的になっているお客様との効果的なコミュニケーション

ビジネス達人の教え

Release Date: 02/04/2022

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

ビジネス達人の教え

 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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セールスやカスターマーサポートの皆様、クレーム処理などで、感情的になっているお客様に対応する場面は最も気を遣うお仕事の一つではないでしょうか。お客様の立場になってみると、お客様にとっても大切な時間を割いて、電話をしたり、メールをしたりしてご連絡をくださっているのです。もし、お客様の立場だったらどう感じているでしょうか。その方は、サービスや製品に不満があり、期待外れだったことにがっかりしている状況なのです。

 

 

私たちは、常にお客様の立場に立っているでしょうか?自分自身を客観視して、自分はお客様から見て、この方にだったら相談できる。と思ってもらえるような態度で接しているでしょうか。

 

 

クレームやイライラしているお客様と話すと、落ち込みます。こちらまで心拍数が上がってきます。ぜひ、皆様に安心していただきたいのですが、お客様は解決しなければならない事、事態に対して苛立っているのです。私たちに対してではないのです。とにかく、私たちは、お客様の問題の根本解決が出来る、出来ないにかかわらず、お客様が私たちにコンタクトしてきた時よりもハッピーにして差し上げたいと思うと思います。そして、誠意をもって対応した結果ハッピーになったお客様が、後にリピート顧客となり、長くサービスや製品を愛用してくださるようになる。というお話しも良くお聴きすると思います。

 

 

それでは、感情的になっているお客様に効果的に対処するための5つの秘訣をみてみましょう。  

 

 

1.平静を保ちましょう。

大前提ですが、まず、こちらがおちついて丁寧な対応を心掛けましょう。落ち着いていると相手の話を冷静に聞くことができ、共感をし、良い聴き手となることができます。感情的になっていても、自分の意見を言ったら、それですっきりするという方も多いです。何か解決策を提示してほしいわけでもなく、お話しを聴いてもらっただけで解決された気になる方も大勢いらっしゃるのです。もちろん、お客様が勘違いをしていらっしゃったり、おっしゃっている事が必ず正しいとは限りませんが、お客様の持つお気持ちには共感するという事は大切です。特にお客様が感情的になっていると、私たちが否定されたような気持ちになってしまいます。そのような時は個人的には受け取らないようにしましょう。お客様は直面しているジレンマにイライラしているのです。私たちは、その問題を解決するためにお客様と同じ方向を見ていますよ。ということを認識していただきましょう。どれだけお客様が自分に対して立腹しているように見えたとしても、感情的にならずにしっかりと自分の力の限りを尽くし、問題の解決に努めて差し上げましょう。デール・カーネギーが言った、「口論に勝つ唯一の方法はそれを避ける事である。」という事を心に留めておきましょう。

 

 

2.お客様の視点から物事を見るようにしましょう。

冒頭でも申しましたが、自分がお客様の立場だったらどう感じるだろうか。という事を想像してみましょう。イライラ、混乱、怒りは、問題が解決していないお客様が抱いていらっしゃる共通の感情です。お客様の立場で、お客様の声に耳を傾けこちらからも問いかけをすることで、問題の本質を把握し、またその問題がお客様にどのように影響しているのかを正しく理解しましょう。お客様に、私たちがしっかりと問題を理解をしていること、お客様に共感していることをお分かりいただけるように、気持ちを和らげる言葉遣いに努め、お客様が見るべき光を一緒に探しだす。そういった努力をしていきしましょう。

 

 

3.お客様のお名前をお呼びしましょう

デール・カーネギーは言いました。「名前は当人にとって、最も快い、大切な響きを持つ言葉であることを忘れない」。コミュニケーションの中でお客様のお名前を繰り返し呼ぶことで、お客様を大切に想っています、お客様に共感しています、というメッセージを伝えることができます。誠実な気持ちで接していると、自然に相手のお名前をお呼びしたくなったりしませんか。その誠意がしっかり伝わるように心がけましょう。

 

 

4.自分のこととして扱いましょう。

お客様も最初は気軽な質問だったにもかかわらず、待たされたり、たらい回しにされたり、こちらの対応が不誠実ということから、だんだんとメラメラと怒りの炎大きくなっていくことがあります。ぜひ、自分がこのお客様ためにできることはないか。ということを考え、このお客様のお気持ちが和むまで、見届けてあげたいと願いましょう。お客様に私たちがこの問題に真摯に向き合っているということを知っていただきましょう。十分に状況を把握し、信頼されるに値する凛とした姿勢で臨みましょう。常に自信のある態度で臨み、自分が信頼を得るのにふさわしい存在であること、問題を解決する能力が十分あることを示してあげることは相手のためでもあるのです。もしどうしてもその問題を上司のマネジャーあるいは他の部門のサポートを得る必要がある場合には、速やかに報告しましょう。そのためには、組織の中でネガティブな事も相談、報告しやすい安心安全な環境を作っておく必要があります。

 

 

5.偽りのない等身大の自分自身でお客様に向き合いましょう

本当のあなた自身として真摯な態度で対応しましょう。お客様は自分は感情的になっているのに私たちが機械的な対応をしていると、一方通行で、心が伝わっていないという気持ちになります。一人の私という人間として誠意のある態度でお客様と向き合いましょう。そしてお客様を感情の生き物である人として丁寧に扱い、お客様と心を一つにするようにベストを尽くしましょう。人間対人間としてお互いの合意できる解決策を探し、一緒に創り出すことによって、お客様と、より強固な関係を築くという、結果にもなるのです。

 

 

デール・カーネギーも著書の「人を動かす」で人間にとって、最も大切な特質は、友人を作る才能であると言っています。お客様を大切な友人のように宝物のように想ってあげてみてはいかがでしょうか。

 

 

私は、デール・カーネギーの原則の存在を知る前から、おそらく子供のころから、クラスの誰かが感情任せになって泣いたり怒ったりしているときに、「この方にも、この方を大切に想うご両親や祖父母の存在があるのだなと思ってみていました。」そう思うと一人ひとりが愛おしいなぁ。と思わずにはいられませんでした。それを、社会に出ても、目の前に現れる全ての方に対して無意識レベルで行っているようです。

 

 

ですから皆さん、感情的になっている方に接するときは、まず深呼吸をして、その方のことを大切に想う方々の存在を考えてみてください。そうすれば、目の前のその方を宝物のように大切にしたいと思う慈悲の気持ちが湧いてきます!