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52 日本におけるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン

ビジネス達人の教え

Release Date: 04/04/2023

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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日本におけるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)について、考える機会が増えてまいりました。

弊社はグローバルでこのエリアのトレーニングを開催しております。幸いにも、私は、アメリカのマスタートレナーとオーストラリア人のマスタートレーナーの2人からこのトレーニングを受ける機会がありました。

そこで、さらに気づくことがありました。

他民族国家のアメリカ、オーストラリアそれぞれの国の出身のマスタートレーナーの間でもさらに見解や感じ方が異なるということもあるということです。単一民族である日本においては、問題になる事やそのレベルが大きく異なるということも感じました。

「和を以て貴しとなす。」この精神が根付いている日本は独自の価値観や考えが定着してきたのかもしれません。

近年の日本においてのDEI推進の背景は、ジェンダーや年齢、ハンディーキャップやスペシャルニーズに関する取り組みをアラインしたいという事が多いようです。弊社も女性活躍推進やジェネレーションギャップに関するトレーニングへのお問合せを頂戴することが多い傾向です。その点も、民族、人種、宗教、そして性別の多様性に直面している海外とは大幅に異なる背景があるように感じます。

これからのDEIとは?そしてなぜDEIが必要なのか。という議論はますます多くの場でトピックとして活発にとりあげられていくと思います。それを推進するための「方法」や個人レベルでの取り組みについては、これから確立されていく段階なのかなと言う状況です。単に組織の在り方や取り組みの枠にとどまらない、人間としてや社会の在り方につながる大きなテーマであると思います。

また、一方で、DEIを推進するうえで、無意識下の様々な概念を顕在化させ、何が正解で何が不正解か。ということに白黒つけることが起こることに矛盾を感じるという声も聞こえてきます。「多様性、公平性を語る事ことこそが良い事」という考え方が一人勝ちし、その他の選択肢を否定することになっていくとしたら、多様性や公平性を語る事で何かを否定するという矛盾が生じていくことになるのです。それほどに多様性、公平性というトピックは底なしに深いテーマであるということを踏まえて、DEIについて後半で詳しくお話ししてまいりましょう。

まずはじめに、DEI推進における大切な要因である、 (1) 信頼と心理的安全性の構築についてお話しをしてまいります。

信頼、信用、尊敬はすべて、三位一体であり、インクルージョンの重要な要件です。もし私たちが相手の方を信頼していないなら、信頼と尊敬が欠けているという事になります。もし私たちが相手の方を信用できないと思うなら、信頼と尊敬が欠落していることになります。もし私たちが相手の方を尊敬できなければ、信頼も信用もないということになるのです。

信頼を築くための行動には、贔屓をしない、約束に忠実である、倫理的である、一貫性がある、正直である、透明性がある、などが挙げられますが、自分の地位やエゴにとらわれずに、誤りや自分ができない事を素直に認めることができることもとても大切です。

また、信頼と心理的安全を築くためには、デール・カーネギーの人間関係の原則である、非難や批判をしないことは、とても大切です。

心理的安全性が担保されている環境でこそ、私たちは本来の自分として最大のパフォーマンスを発揮することが可能になります。

批判したくなった時こそ、相手の方の努力に素直に感謝できる部分を見つけることをや、その方に純粋に興味を持つことの重要性に目を向けてみましょう。相手の方のお話を最後まで聞いたり、切り上げたりせず、相手に話をさせるようにしましょう。あなたに熱心に耳を傾けてもらったその方は、あなたが本当に自分のことを大切に思ってくれていると感じ、尊敬の念を抱くはずです。相手の視点から物事を見ようとすることで、多様性という点でもダイナミックさが大きく加わり、協力的でポジティブな環境を構築することができます。そうすることで、私たちはお互いに信頼を得ることができるのです。

これからの時代は「個」の特性を活かし、それぞれが自分らしく活躍できることでパフォーマンスを最大化するということが重要になってまいります。

これまでのように、組織に属する方々が均一な能力を持つ必要性があった時代から、異なる特異性を持つ「個」が無理なく出せるものを持ち寄る、出し合う、という考え方一般的になっていきます。そのほうが楽しくポジティブに最大のパフォーマンスを発揮できるという側面があるようです。

それぞれの方が自分の考えを等身大に表現でき、自分の能力や特性が活かされ、社会に貢献できていると思える社会をつくること、それが向かう方向だとしたら、だれもが「ありのまま」で自分軸を大切に生きることがさらに肯定的に捉えれるようになっていくことでしょう。これまで忌み嫌われていた「我まま」という言葉に対する価値観やその解釈も大きく変化していくことになるのかもしれません。 

自分の得意な事を出し合い、互いを尊重する社会を作る上で、法律や制度の枠にとらわれない、人としての在り方をアラインしていく方法について、これからも一緒に考えて参りましょう。