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53 メラビアンと老子に学ぶダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンのファウンデーション

ビジネス達人の教え

Release Date: 04/19/2023

78 チャレンジを導くリーダー show art 78 チャレンジを導くリーダー

ビジネス達人の教え

リーダーはチームメンバーから好感を持たれ、チームメンバーお一人お一人の視点にたって物事を見、しっかりとお話しを聴く。これが、大切です。このことは、このポッドキャストをお聴きの方でしたら、ご存じだと思います。それぞれのチームメンバーが何を望んでいるのかを理解することは、エンゲージメント向上には欠かせない要素なのです。「リーダーは嫌われてなんぼ」という言葉に逃げて、自分の好感を持ってもらえるように取り組む事を後回しにしているリーダーの方は、エンゲージメント促進の機会損失ですね。今日のビジネスの世界では、賞賛の仕方を学び、成長機会をうまく提示する必要性が多く語られております。リーダーが笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを伝えることは、チームメンバーのみならず組織にとっても素晴らしい変化をもたらすでしょう。お一人お一人のメンバーにその方の価値を伝えることは、彼ら自身が自分と自分の仕事に誇りを持つための鍵となります。リーダーは支持命令をするよりも、良い聞き手になり、チームメンバーの自発的な行動を促し、成長意欲を刺激することが求められます。そのように心理的安全性が担保されている組織はチームメンバーの挑戦を促すのです。...

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77 セールスの9原則 パート2 show art 77 セールスの9原則 パート2

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。この書籍はセールスの皆様への応援メッセージも沢山ちりばめられています。今回も前回に引き続き、セールスの視点からデール・カーネギーの人間関係の原則を見て参りたいと思います。 改めてセールスに有効なデール・カーネギーの原則のうち、9つの原則を確認しましょう。  1)誠実な関心を寄せる ...

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76 セールスの9原則 パート1 show art 76 セールスの9原則 パート1

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1936年に出版されて以来、あらゆる自己啓発書の原点となった、デール・カーネギーの著書「人を動かす」。セールスの方々にも、この本は大変有効です。 プラトン、ソクラテス、マルクス アウレリウスなどは1936...

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#75話始める前に聴き手の心をつかむ show art #75話始める前に聴き手の心をつかむ

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1993年1月31日、パセデナ。マイケル・ジャクソンがスーパーボウルに出演した時の事です。スモークの中から突然ステージに飛び出し、右を向いてマイケルたるポーズでピタリととまりました。そのポーズは1分8秒間に及びました。微動だにしません。一分8秒後、一転して左を向き、サングラスを取り、さらに20秒間同じポーズを取り続けます。10万人近いファンが熱狂するスタジアム全体を想像してみてください。その観衆を前に、言葉を発せず1分以上も動かずに立ち続けるには、とてつもない度胸と自己信頼が必要です。 ...

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74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意 show art 74 リーダーに求められるコミュニケーションの極意

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 プレーヤーとしては泣かず飛ばずだったスポーツ選手の方が、素晴らしい指導者として成功することはある。というお話しはお聴きになったことがあると思います。私たちの身近なビジネスのシーンでも有能なプレーヤーがチームを率いる事に長けているわけではない事例は沢山ご存じだと思います。...

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73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ show art 73 組織変革の中で生きるセールスの皆様へ

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セールスの皆様、自分が所属する組織体制の変更、変革の影響を受けたことがあると思います。組織統合や吸収合併または人事異動により組織のトップが変り、これまでと違う方針に変わってしまった。その事により、これまでスムーズに行われていたビジネスに影響が及ぶこともあります。それから5年後ならまだしも1年後にさらに別の方が就任し、再び方向転換するということも稀ではありません。トップの交代により、現場は右往左往するという構図です。...

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72 日本のプレ禅テーション show art 72 日本のプレ禅テーション

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年末年始、忘新年会のシーズン。様々なイベントで、スピーチをお聴きになる機会も多かったのではないでしょうか。 印象に残ったスピーチはありましたか? そしてそれらは、どうして皆様の心に残りましたか?  昨年末、フランス人のマーケッターのJsanと、とても興味深いお話しをしました。...

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71 自分で自分を「整える」ということ show art 71 自分で自分を「整える」ということ

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71 自分で自分を「整える」ということ...

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70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために show art 70 自分が一番認めてほしい人から認められる人になるために

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皆様、忘年会、新年会のシーズンですね。忘年会とはご存じのとおり、今年あった嫌な事は忘れて新しい年を迎えよう!お酒を飲んでワイワイして「笑う門には福来る」という発想の邪気払いのようなものです。さて、日本人が無意識に結構良く使う言葉の一つに、「反省会」があります。客観的に考えると、人々が集まって、反省している様子。。。を思い浮かべると、シュールというか、ちょっと滑稽でもあります。英語では反省会にそのまま該当する言葉はないですし、近年日本でも「反省会」という言葉は使わないようにしているというお話しをお聴きします。ディブリーフィングや振り返りミーティング、事後ミーティングなどと呼ぶカルチャーの会社も多いかもしれません。...

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69 率先してリラックスするメリット show art 69 率先してリラックスするメリット

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年末年始のシーズン到来です。一年の締めくくり、皆様はこの時期をどのように過ごしになりますか。毎年、バタバタと年末を迎え、家の片づけをして、帰省をしてなんとなくお正月少しのんびり過ごしたらあっという間にお休みが終わってしまいます。。。という方も多いかもしれません。年末年始のみならず、日々、自分が望む働き方と生き方を手に入れられたら素晴らしいですね。...

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前回のエピソード52は、日本におけるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンについて、信用、信頼、尊敬と心理的安全性がとても大切であること、和を以て貴しとなすという考え方が定着している日本では世界のDEIとは異なる独自のDEIの重要性に着目していく必要がありそうであるということをお話しさせていただきました。

 今回のエピソードでは、さらに、日本におけるDEIについて深く考えて参りたいと思います。

まず初めに、把握しておきたいことは、私たちの見た目、行動、話す内容、話し方の総和が私たちのd信用、信頼、尊敬とイコールであるという事です。

そして、私たちの信用、信頼、尊敬は私たちの在り方そのものとイコールであると言えるとも思います。

先日のDEIのトレーニングの受講者の方から、信用、信頼、尊敬との相関性という点では、見た目、行動、話す内容、話し方の総和というよりは掛け算ではないでしょうか。と言う共有がありました。確かに、見た目、行動、話す内容、話し方のどれかがマイナスであれば、信用、信頼、尊敬という点では、マイナスになりますし、見た目、行動、話す内容、話し方のどれかがゼロだとしたら、信用、信頼、尊敬はゼロになってしまいます。

そういう点から、足し算ではなく、掛け算であるという考え方はとても理にかなっていると思いました。

それでは、前半でお話しした、見た目、行動、話す内容、話し方の要素について詳しく見てまいりましょう。

1.   まず初めに、私たちの見え方についてです。普段から意識しておりますでしょうか。本当の自分として自分を表現するのにふさわしい表情でいるでしょうか。

意識をしているときは「笑顔」でいることはできると思います。ふと気を抜いたときの表情が険しかったり、苦しそうな表情をしている方をお見掛けすると、笑顔でいるときにも無理をしているように見えてしまいます。

無理のない、等身大の自分らしい自分を常に見せる事ができているでしょうか。

私たちは相手の表情で自分は歓迎されているのかどうかを感じる事ができると思います。まずは自分の態度から相手を受け入れているという事を示してさしあげましょう。それをすることで、相手の方の心がほぐれ、相手の方も力を発揮しやすくなります。

2.   行動について

私たちの行動についてはどうでしょうか。たとえばボディランゲージについて意識を配っていらっしゃいますでしょうか。このポッドキャストをお聴きの方は、腕を胸の前で組んだり、反り返って話しを聴いたり、首を横に振りながら話を聴くということを敢えて意識的にするという方はいらっしゃらないと思います。無意識の時はどうでしょうか?無意識に人の話を聞いている時に「あなたのアイディアは気に入らない」というメッセージを無言で伝えてしまっていることが起こっているかもしれないのです。言葉にはしていませんが、メッセージは明確に伝わってしまうのです。

3.   話す内容について

これについては、私たちは自然と日常的に気を配っていると思います。ここで注目したいのは、見た目、行動、話す内容、話し方の中で、この話す内容に最も気を配りがちであるという事です。メラビアンの法則についてご存じの方も多いと思いますが、見た目、話し方、話す内容に一貫性がない時に、聴き手は見た目と話し方、すなわち視覚情報を55%と聴覚情報を38%優先的に受け取るというデーターがあります。私たちが普段最も意識している話す内容についてはメラビアンの法則に基づくと7%の部分にすぎないということをお聴きになったことがある方も多いと思います。すなわち、せっかく良いことを話すのであれば、話す内容同様に見た目と話し方にも気を配ったほうが良いということになります。

4.   話し方について

そこで、4番目の要素である話し方について詳しく見てまいりましょう。声のトーン、抑揚、間のとり方は実際の言葉に勝るとも劣らないものであるという事はこれまでもみてまいりました。ご存じのとおり、言語情報では「ハイ」と肯定的な事を言っていても、「はーーーーい」と返事をすれば、聴き手は肯定的に受け取らないということです。「どのように話すか」はそれだけ大切だということを改めて意識すると良いでしょう。

ここまでのお話しから、無意識に行っている我々の言動wが他者にどのようなインパクトを与えるかということが大変重要であるということに気づかされたと思います。

老子の名言にも

人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり

と言う言葉があります。

まさに、他者について知る事は大変有効です。さらに言うと自分について知ることはできていますでしょうか。自分について深く向き合うことは、簡単なようで難しいことかもしれません。

自分を客観的に見て、自分のコミュニケーションがどれほど他者に影響を与えているのかを知ることを考えていくタイミングだと思います。DEIのトレーニングの中でも、DEIについて様々な学びや理論をインプットすることも行われますが、自分の傾向や意識的、無意識の自分についてもを深く向き合う事も組み込まれています。自分でも知らない自分に出会う事になったという感想を持った方もいました。

まさに、次回以降にお話しさせて頂く、アンコンシャスバイヤスやマイクロアグレッションという考え方は自己認識と向き合うトピックになってまいります。

自己と向き合うことが多様性を受け入れ、包括的な環境を創る第一歩です。DEIについて公に議論される今、「自分という人間と深く向き合うこと」が、改めてこの時代だからこそ求められているということなのかもしれません。