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106 心理的安全を築くリーダーに変わる方法

ビジネス達人の教え

Release Date: 06/23/2025

116 カメラの向こうの“人”に想いを届ける show art 116 カメラの向こうの“人”に想いを届ける

ビジネス達人の教え

ハイブリッド型プレゼンは到達範囲を広げますが、注意が分散しやすく、温度感が下がりがちです。会場は盛り上がるのにオンラインは受け身——その瞬間、影響力も意思決定の速度も落ちます。ここでは、デール・カーネギーの原則に基づき、カメラにも会場にも“同時に届く”実践設計をお伝えします。 なぜハイブリッドは難しく感じるのか?...

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115 笑顔のご褒美が世界をめぐる! show art 115 笑顔のご褒美が世界をめぐる!

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会議や商談で空気が固いとき、多くのマネジャーは「真顔で臨む」ことを選びます。ところが、その緊張感が相手の防御を高め、話が前に進みにくくなることも。日本の高コンテクスト環境では、穏やかな笑顔こそが心理的安全性の合図です。ここでは、デール・カーネギーの原則に基づいて「笑顔」をリーダーシップの実務に落とし込む方法を解説します。 Q:なぜ、厳しい話でも「笑顔」が成果を動かすのか?...

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114 満足しているお客様にこそ、マネージャー同行を! show art 114 満足しているお客様にこそ、マネージャー同行を!

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「新規開拓に時間を取られ、難航案件の火消しで1日が終わる」。それでも数字は伸び悩む——もし、今の優先順位を少し入れ替えるだけで、紹介が連鎖し、商談の質も量も上がるとしたら?営業研修のグローバルリーダーであるデール・カーネギーの原則に基づき、満足しているお客様へマネージャーがあえて“同行”することで生まれる好循環の作り方を解説します。 なぜ「満足顧客への同行」が今すぐ必要?...

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113 「オンラインでのプレゼンスを上げる!」 show art 113 「オンラインでのプレゼンスを上げる!」

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「オンラインだと笑顔が出ない」「反応が薄い」——多くの日本企業や外資系企業のミーティングで起きている“伝わらない問題”。営業研修のグローバルリーダーであるデール・カーネギーの原則に基づき、画面越しでも信頼と熱量が届く、実務直結の手順をまとめました。 Q1. なぜオンラインだと笑顔が出づらく、表情が硬くなるのか?...

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112 仕事中にくつろぐことを学ぶ show art 112 仕事中にくつろぐことを学ぶ

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止まったらすべてが崩れるのではないか」――多くのリーダーが抱える不安です。ですが、営業研修のグローバルリーダーであるデール・カーネギーの原則では、立ち止まり休息を取ることこそがリーダーの責任だと示されています。 なぜ休むことに罪悪感を覚えるのか?...

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111 クライアントの予算の壁を越えるセールスの極意 show art 111 クライアントの予算の壁を越えるセールスの極意

ビジネス達人の教え

今日のテーマは「予算が厳しい」と言われたとき、営業としてどう行動すればよいか、その極意をお伝えします。 Q1: なぜ「予算が厳しい」と言われるのか? 営業をしていると必ず耳にする断り文句の一つが「予算がない」という言葉です。 実際に予算が足りない場合もありますが、多くの場合、その裏には「優先順位」や「本当に解決したい課題」が隠されています。...

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110 共感と納得で結論が届くストーリーテリング show art 110 共感と納得で結論が届くストーリーテリング

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私たちがクライアント企業からトレーニングのご相談を受ける際に、よく話題にのぼる課題の一つが、「同僚・上司・部下など、社内の関係者に対して説得力をもって話すにはどうすればいいのか?」というテーマです。...

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109 「今」に集中することが最強のタイムマネジメント show art 109 「今」に集中することが最強のタイムマネジメント

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「まず第一に、今この瞬間に集中することです」そう語るのは、歴史に名を刻むテニスプレイヤー、ノバク・ジョコビッチ選手です。 グランドスラムで歴代最多の24回の優勝を果たした彼でさえ、「言うのは簡単でも、実践するのは難しい」と語ります。 ...

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108 勇気ひとつで開く、休眠顧客との再会の扉 show art 108 勇気ひとつで開く、休眠顧客との再会の扉

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 新しいクライアントとの出会いは、未来を切り拓く大きな可能性を秘めています。 一方で、かつてのクライアントと再び向き合うことも、同じように価値のある、大切な活動です。 しかし現実には、セールスパーソンとして、休眠顧客へのアプローチに躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。 「久しぶりに連絡して嫌がられないだろうか」——そんな心理的なハードルを感じるのも無理はありません。...

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107 伝え方の多様性が、聞き手との距離を縮める show art 107 伝え方の多様性が、聞き手との距離を縮める

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プレゼンテーションをしていて、「あれ、いま自分の話、ちょっと単調だったかな」と感じたことはありませんか? あるいは、しっかり準備して話しているはずなのに、聴衆の反応が今ひとつ…と感じる場面。実はそれ、内容の問題ではなく、「伝え方」に変化がないことが原因かもしれません。...

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クライアントの方々とお話ししていると、特に経営者や人事の方から、こんなご相談をよくいただきます。

「あるリーダーが高圧的で、その人がいるとメンバーが発言や挑戦ができないんです。本人にも伝えたけど、改善が見られなくて…」

ああ、そういうリーダー、うちの組織にも思い当たるかも。そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

なぜそのリーダーは、無意識に、あるいは時に意図的に、周囲の声を封じてしまうのでしょうか?
そして、それを変えていく方法は本当にあるのでしょうか?

私はこのようなご相談を受けるたびに、「リーダーの方含め、誰もが安心して、そして自分らしく意見や想いを共有できる環境」を創るお手伝いができたらなと思います。

多くの方が「心理的安全性が大切」ということは頭では理解しています。
でも、それを実際の行動にどう落とし込めばいいのか。
その答えを探して、私たちは迷い続けているのではないでしょうか。

そこで今回は、信頼と心理的安全性を育むための4つの習慣をご紹介します。
これらは、デール・カーネギーの時代を超えた原則にも通じる、リーダーの「あり方」に深く関わるものです。

信頼と心理的安全性を育む4つの習慣を見てまいりましょう。

1. 批判、非難もしない。不平も言わない。
人は、指摘されると無意識に自分を守ろうとし、反発するものです。
だからこそ、誰かのミスを見つけたときは、「人」ではなく「課題・改善」に意識を向けることが大切です。たとえば、「なんでそんなことをしたの?」ではなく、
「今後、同じことを防ぐには、どこを見直したらよさそうかな?」と問いかけてみる。
こうした言葉の選び方ひとつで、空気は大きく変わります。

相手を尊重しながら本質に向き合う。それが、信頼を損なわずに課題を解決するリーダーの姿勢です。

2. 誠実な関心を寄せる。
時に、あるメンバーの態度や反応に「なぜ?」と感じる場面は少なくありません。
ただ、その言動の裏には、本人なりの価値観や事情、これまでの経験があるのかもしれません。

たとえば、過去に厳しく責められる経験があると、先手を打つような強い言い方や行動になってしまうこともあるのです。

そうした背景に思いを馳せ、安易にジャッジせず、まずは関心を持って接してみる。
それだけで、相手の心の扉が少し開くことがあります。

そして、メンバーもまた、「このリーダーは自分を理解しようとしてくれている」と感じたとき、力を抜いて挑戦できるようになるのです。
自分をわかろうとしてくれる人のためなら、がんばろうと思える――
そんな関係性こそが、心理的安全の礎になります。

 

3. 相手にその考えを自分のものと思わせる。
人は「言われたからやる」より、「自分で気づいたからやる」の方が圧倒的に行動に移しやすいものです。

もちろん、指示命令が必要な場面もあります。
ただ、それだけでは、受け身の姿勢を生み、内発的なやる気を損なうこともあります。

そこで有効なのが「問いかけによる対話」です。
「どうすれば○○ができると思いますか?」と尋ねてみてください。

問いによって生まれた“気づき”こそが、本人の納得を生み、自発的な行動を促します。

 

4. ほんの僅かな改善でも、心から、惜しみなく褒める。
感謝や承認の言葉は、できるだけ具体的に、誠実に伝えましょう。

「ありがとう」「助かっています」も嬉しいですが、
「会議で○○さんの視点を加えてくれてありがとう。あのひと言で皆の視野が広がったと思う」と伝えられたら、どう感じるでしょうか?

行動の価値が伝わると、人は自信を持ち、次も貢献しようという意欲が湧いてきます。
たとえまだ期待に届いていなくても、改善が見られた部分に光を当てることが、さらなる前進の力になります。

リーダーシップは、日々の言動という「習慣」の積み重ねで育まれます。
だからこそ、「意図して自分の行動を選択する」ことが、リーダーとしての変化を生み出すのです。

ただ、ここで気をつけていただきたいのは、
「褒めていればいい」「すべてを受け入れればいい」「部下の仕事を引き取ればいい」ということではないのです。
リーダーが無理をして全てを背負って疲弊してしまっては、結果的に組織全体が停滞します。

信頼とは、甘やかすことでも、遠慮することでもありません。
挑戦するチームをつくるために、適切な対話と境界を持ちながら、関係性の質を育てていくことが求められます。

リーダーの皆さん、一人ひとりが、自分らしく意見や想いを分かち合える職場を創っていきましょう。そうすれば、リーダー自身にも心理的安全が担保され好循環が生まれます。